こんにちは、インフォマティクスの空間情報クラブ編集部です。
今回はGISで扱うシンボルについてご紹介します。
参考
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目次
シンボルとは?
一般にシンボルとは何かを象徴するものや、何らかの意味を持つ記号のことをいいます。
私たちが普段見る地図には多くの記号が使われています。
これらの記号は、道路や建物・施設、土地の利用状況など、線や面の図形として表現できないものを地図上で表しています。
たとえば、小学校で習う「地図記号」。
消防署や警察署などの施設を表す記号、果樹園や広葉樹林など土地の使われ方を表す記号を一生懸命覚えたものです。
消防署
警察署
市役所
果樹園
広葉樹林
これらは地図上で意味を持つ記号として使われており、まさに「シンボル」の1つであるといえるでしょう。
地図記号として使われるシンボル
GISでは多種多様な地図を利用するので、先に紹介した以外にも多くの地図記号が使われています。地図の種類が異なれば、同じものでも異なるデザインの記号で表されることがあります。
シンボルの使用例をいくつかご紹介しましょう。以下の赤丸で囲んだ部分が、地図記号として使われているシンボルです。
信号機、バス停、ファミリーレストランなどの施設を表したり、矢印が道路の一方通行の方向を表しています。
信号機の地図記号は地図によってデザインが異なります。
ゼンリン住宅地図
昭文社MAPPLE10000
シンボルは地図記号だけではない
GISの機能は地図を表示するだけではありません。
GISには住所検索やルート検索、解析など、さまざまな活用方法があります。このような検索や解析の結果を視覚的にわかりやすく表現するにはどうすればよいでしょうか。
そのための効果的な道具の1つがシンボルです。シンボルを使えば、検索や解析の結果を地図上にわかりやすく表すことができます。
ここでも、いくつかシンボルの使用例をご紹介しましょう。赤丸で囲んだ部分がシンボルです。
目標物や現在位置の検索
検索した目標物や現在位置を、矢印や立体感のある図形で強調しています。
ルート検索
出発地と目的地の位置や進行方法がひと目でわかります。
被害想定分析
被害が大きいほど、×印が大きくなります。
いろいろなデザインのシンボルを使うだけでなく、同じシンボルでも大きさを変えることで、分析結果をわかりやすく伝えられる例です。
おわりに
シンボルはGISには必要不可欠なものです。
探している場所がどこにあるか、その場所に何があるか、解析結果はどうか。
こういったことがひと目でわかれば、それだけで地図や地図を使用したシステムのクオリティが上がります。
地図を扱う上で、シンボルを効果的に使うことはとても重要です。
より高品質な地図やシステムを作成するために、ぜひシンボルを有効活用してください。
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