こんにちは、インフォマティクスの空間情報クラブ編集部です。
今回は描いた絵が動き出すと話題のアプリ「らくがきAR」を試してみましたので、レビューしたいと思います。
目次
らくがきARとは
「らくがきAR」とは、クリエイティブ・スタジオ「Whatever」社が8月1日より配信開始したiOS/iPad向けAR(拡張現実)アプリです。
8月5日朝の時点で30万ダウンロードされているので(参考:らくがきARがどうやって生まれたか)、「配信後先着1,000名限定のダウンロード無料キャンペーン」は数日で終了したと思われます。
「らくがきAR」はみんなが思い描いていた「じぶんの描いたものに命が吹き込まれたら…」という想いを具現化させたアプリです。ノートやホワイトボード、どこに描いたらくがきでも、このアプリでスキャンすると命が吹き込まれ、スマートフォンを通してバーチャル空間を歩きだします。ご飯をあげたり、つっついたり、命を吹き込んだらくがきにちょっとちょっかいを出してみましょう…
apps.apple.com
価格 | 120円 |
対応機種 | iOS12.0以上、iPhone、iPad ※機種により利用できない場合あり |
ダウンロードURL | https://rakugaki-ar.com/app/ |
お絵かきをスキャン
手持ちのiPhoneでアプリをダウンロードしてカメラへのアクセスを許可したら、動かしたいものを選びます。
まずは鉄板、手描きのかわいい動物を試してみましょう。弊社スタッフのお子さんの作品があったので拝借。
フレーム内で絵の輪郭が赤く光ったら、スキャンボタンをタップします。
すると、切り株からパンダが勢いよく飛び出して動き始めました。手に持った笹をこまかく振りながら動き回っています。こんな小さい笹まで認識するんですね。スゴイ!
横から見ると段ボールの断面のようなデザインと厚みがあり、影も付いています。
画面をタップすると食べ物(にんじん、バナナ、りんごなど)が落ちてきます。食べ物が出てくると速攻寄ってきて食べますが、ひと口あたりの量が多いので2~3口で完食してました。
印刷物をスキャン
次にオリジナル水筒に描かれた地球(細い線で描画)とカラー出力した会社ロゴ(縁取り線なし)を試してみましたが、こちらも大丈夫でした。ただし地球のほうは認識までに若干時間がかかりました。
複数連続してスキャンすると、仲間ができて賑やかになります。
写真画像をスキャン
今度は写真内の顔が認識されるか試してみました。(弊社社長のお顔を拝借。)
なかなか反応しません... ...。スマホの角度を微妙に変えつつやっていると何とか上半分(眼鏡の上のフチから頭のてっぺんまで)は認識されましたが、顔全体は認識されませんでした。
そこで顔部分を切り抜き、紙の上に置いて再びトライ。下の紙の色を変えても、結局上半分しか認識されませんでした。やはり縁取り線がないと難しいようです。
ならばとペンで輪郭をぐるりと描いてみると、さくっと反応してスキャンされました!
キラキラッ☆と星が輝く空間の中を、右へ左へ忙しく動き回っておられました。
おわりに
今回は「めっちゃカワイイ!」「楽しい!!」と話題のARアプリの体験レポートをお届けしました。
「らくがきAR」では描いた絵が3次元になるだけでなく、もとの場所から飛び出してまるで生きているように動き回ります。遊び心ある演出も組み込まれているので、スタッフとも盛り上がりました。
スキャンの認識率を上げるには、輪郭線がはっきりしていることと線がつながっていることがポイントになりますので、もし写真で試される場合は、ひとつながりの輪郭線で囲んでスキャンされるとよいと思います。
以下のサイトにらくがきARをはじめ、さまざまなARアプリがまとめられていますのでご覧になってみてはいかがでしょう?
【外出自粛・夏休み対策】らくがきARなど子ども向けARコンテンツを紹介 アプリ・絵本教育サービスなど
それではまた。