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地理学習にオススメの書籍を紹介|月刊「地理」2021年1月号特集は「令和2年7月 九州豪雨」

12月 28, 2020

こんにちは、インフォマティクスの空間情報クラブ編集部です。

今回も地図や地理分野で気になる書籍をピックアップしました。年末年始の読書のラインアップにいかがでしょう?

PICK UP - 今月の書籍

国内外の「なぜ?」がさくっとわかる『中学校の地理が1冊でしっかりわかる本』

地形、気候から国境、経済まで中学校で習う地理のポイントがわかりやすくまとまっており、基礎がしっかり理解できます。

平易な解説と豊富な図版で、教科書の内容に加え、よく見聞きするニュースについても解説。現役中学生の問題集、高校受験に向けた参考書としてだけでなく、大人の教養、地理の学び直しにも役立つ一冊です。(宮路秀作 著)

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現役教員の方や教員を目指す学生さん必携『授業のための世界地理 第5版』

初版から50年、多くの教師に読み継がれてきたロングセラーの第5版。

国際協調が危機に瀕している状況下、地球環境問題やESD(持続可能な開発のための教育)をどう考えればよいのか、経済成長が優先されがちな世界の国々について何をどう教えればよいのか。

2022年「地理総合」必修化を見据え、主題別、地域別に生活や人権を守る視点から世界を捉えるポイントが提示されています。(地理教育研究会 編)

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経済のしくみが地理から学べる『経済は地理から学べ! 』

地理は地名や産物を暗記する科目と思われがちですが、気候風土だけでなく、資源、経済、文化、民族、宗教などあらゆるものとつながっています。

それらの関係性がわかると何故その事象が起こっているのかが理解できて地理がぐんと面白くなります。本書を読んでからニュースを見ると、理解や関心の度合いが断然変わるのではないでしょうか。(宮路秀作 著)

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壮大な知の探究の旅へいざなう『WAYFINDING 道を見つける力: 人類はナビゲーションで進化した』

GPSも地図もない世界で人類はいかに探索し、ルートを伝えてきたか、動物たちはなぜ地図を持たないのに旅できるのか、GPSへの依存は認知や感情にどんな影響を及ぼすのか ... etc.

脳科学、人類学、生物学、考古学ほかさまざまな学問を駆使しながら、道を見つける能力が私たちを「人間」にしたことを解明していく科学ノンフィクションです。(M・R・オコナー ) 2021年1月8日発売予定

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月刊「地理」2021年1月号の見どころ

月刊「地理」担当編集者の方から、最新号の特集とオススメ記事をご紹介いただきます!

特集:令和2年7月 九州豪雨

2021年1月号(12/25発売)の特集テーマは「令和2年7月 九州豪雨」です。

九州、中部、東北地方をはじめ広範囲の地域において、多くの人命や家屋への被害に加え、ライフライン、地域産業などへも甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨。

なかでも被害が大きかった九州地方を中心に、自然・社会の両面から、豪雨災害の状況、復旧・復興に向けたさまざまな課題をご紹介します。

  • 地図でみる「球磨川豪雨」と「飛騨川豪雨」
  • 九州南部の豪雨災害と地形的背景
  • 豪雨による九州の社会・経済への影響
  • 球磨川流域の被害状況と地域の課題
  • 球磨川豪雨災害と人吉市の地域産業

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Editor's Choice

寄稿:新型コロナウィルス感染 現地報告4

メッセージの発信をめぐって(白岩昌和)

和歌山県有田郡広川町町議会議員の白岩昌和氏による寄稿です。

2020年2月から感染拡大が始まった新型コロナウイルスはいまだ収束の気配がなく、この年末年始も旅行、帰省等の移動自粛や営業時間の短縮が求められています。

白岩氏は、11月中旬Go To トラベルで大阪を訪れた際、ホテルや大阪環状線車内などにおいて予想以上に徹底した感染予防対策がとられていることに驚きます。

本記事では、この大阪での宿泊体験から、企業がきめ細かい感染予防対策をとっている現状をメディアでももっと詳しく伝えるべきではないかと疑問を投げかけています。

連載:授業で使えるはじめてのGIS

RESASで地域の課題探究(澤木考耶)

東京都立豊島高等学校 澤木考耶先生による高校地理授業向けの連載記事です。

月刊「地理」12月号のEditor's Choiceで取り上げた「寄稿:わが国の市町村における年少人口の実態」にもあった消滅可能性都市。澤木氏の勤務校がある豊島区も消滅可能性都市として挙がっていますが、大多数の生徒は区外から通学しているため、このことに気づいていません。

そこで生徒たちが自分の居住地の未来を考えるきっかけになればと、WebGIS「RESAS(リーサス)」を使って豊島区を扱った授業を実施。本記事ではその具体的な授業内容が紹介されています。

「生徒自身に情報を探させ、表示するという体験をさせると、GISで何ができるかをより理解するようになると思います。」(澤木氏)

(生徒人数:40名x4、授業時間:3コマ(60分×3)、ICT環境:各自のスマートフォンや貸出のタブレットを使用、プロジェクタ有、Wi-Fi有)

おわりに

2020年はコロナ一色の年だったように感じます。

生活も働き方もビジネスの形態も、短期間で変えざるを得ない状況となり、DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みの検討、実施を進めた企業様も多かったのではないでしょうか。

また奇しくもコロナ禍をきっかけに、いろいろなものが可視化され、水面下にあった課題が浮き彫りになったようにも思います。

可視化という点では、刻々と変わる感染状況を地図上に表わすコロナマップがニュースメディアの情報発信を支え、注目を集める存在となりました。弊社も自社GIS(地理情報システム)をベースにコロナマップを構築し公開しております。最新状況確認の一助になれば幸いです。

2021年も皆さまに楽しみながら学んでいただける記事をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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空間情報クラブ編集部

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