GISソフト「SIS」活用講座

GISソフト「SIS」7.1の新機能|(1)インターフェース

今回はGISソフト「SIS」7.1のインターフェースの機能を中心にご紹介します。

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はじめに

GISソフト「SIS」(エスアイエス)は、1995年の日本での発売以来、多くのユーザーに利用していただいているGIS(地理情報システム)製品です。

今回はSISの最新バージョン「7.1」の新機能のうち、主に「インタフェース」についてご紹介いたします。

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SIS 7.1の操作画面

SIS7.1の新たなインタフェース機能

リボンインタフェースで作業効率アップ

これまでのバージョンでは、いくつかのツールバーにコマンドがまとめられていましたが、ツールバーを多く表示すると作業画面が狭くなるデメリットがありました。

また、アイコンのデザインも無骨で少々味気ない印象でした。

SIS 7.1では「リボンインタフェース」が採用されました。リボンインタフェースには以下の2つの特長があります。


特にアイコンはデザインが一新されて見やすくなっただけでなく、コマンドの機能も一目でわかる優れモノです。

リボンインタフェースは使いづらいのではと思われるかもしれませんが、実際に使ってみるとアイコンが大きいので見やすく、コマンドが機能ごとに整理されているため、従来バージョンに比べて使いやすくなっています(図1)。

一度お試しいただければ、その良さを実感していただけると思います。

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図1:SIS 7.0(上)とSIS 7.1(下)のインタフェース

コントロールバーのフローティング

従来の「ワークスペースウィンドウ」と呼ばれていた画面が、SIS 7.1から「コントロールバー」に変わりました。

コントロールバーのメリットは 「好きな位置に配置できる」ことです。

例えば、従来のバージョンでは、属性の確認画面(プロパティウィンドウ)と地図データの表示を管理する画面(マップウィンドウ)を一度に表示できず、不便に感じることがありました。

「コントロールバー」では好きな位置に配置できるので、「属性を編集しながら地図の表示を切り替える」ことができ、作業ストレスが軽減されます(図2)。

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図2:プロパティコントロールバーを同時に表示

日本語の属性名

SIS 7.1では、属性の名称に日本語を利用できるようになりました。

例えば、「降水量」に関する情報の場合、従来は「Kosui」のようにアルファベットの属性名にする必要がありましたが、SIS 7.1では「降水量」のように日本語名を利用できます(図3)。

わかりやすい属性名をつけることで、作業効率がアップしそうですね。

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図3:属性の名称が日本語に対応

Unicodeへの対応

SIS 7.1では、世界中の言語に対応できるようにUnicodeに対応したことで、シフトJISに存在しない漢字もSIS上で表現できるようになりました(図4)。

これにより、外国人観光客向けの多言語地図作成などにも威力を発揮します。

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図4:Unicodeの文字に対応した「SIS 7.1」(右)

おわりに

見た目にもこだわったSIS 7.1。次回はさらにSIS 7.1の新機能をご紹介したいと思います。

SIS Desktopシリーズ 製品情報
https://www.informatix.co.jp/sis/

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<地図データ出典>国土地理院発行の基盤地図情報

※この記事は、GIS NEXT第47号に掲載された記事を編集したものです。

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空間情報クラブ編集部

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