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空間時間人間をたどる旅|私が出会った風景 3

~東京 大岡山編 1974-1980~

 上京して大学生活スタート!

高校卒業後上京し、南長崎(豊島区)で1年間下宿生活をしました。

毎日、午前中は予備校に通い、午後は小説を読み、夕食後は下宿のおばさんと歌謡番組を見る生活でした。この時期、高橋和巳や三島由紀夫の本をよく読んでいました。

予備校には、現在女優や司会者として活躍されている檀ふみさんも通っており、鬱々とした浪人生活の中で都会の眩しさ、華やかさを感じました。

翌春、無事大学に合格。その時の校舎まで続く桜並木がどんなに明るく輝いて見えたことか!

暗い中学・高校生活を終え、パァーと開放されて本来の明るい自分が戻ってきた感じがしたものです。

都市計画を学びたいと建築学科へ

大学では、仲間どうし集まると麻雀をしたり飲み屋に行くのが定番の日々でした。

建築学科に所属していましたが、入学するまで建築家の知識もなく、漠然と都市計画のようなことがしたいと考えて飛び込んだ気がします。

所属した建築心理学研究室で、色彩や光の建築環境を学びました。ハードウェア志向の当時はあまり注目されない分野でした。

茶道部のサークルに入り、日本の伝統文化に関する本を読みあさりました。小さな茶室での静寂さと松風の音が今でも耳に残っています。

このサークルでは、女子大生と付き合うために(!?)竹から茶杓(抹茶をすくう匙)を作ったり、茶碗を焼きに行ったり、お茶会巡りをしたりという活動をしていました。

建築と日本文化を学んだことは、自分の人生にとって大変有意義な経験になりました。(posted by Shoichi Mihara)

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空間情報クラブ編集部

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