前回に続き、2023年12月にリリースした「SIS 9.1」の新機能をご紹介します。今回は、より使いやすくなったユーザインタフェースを中⼼にご紹介します。
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目次
ユーザビリティ向上!SIS 9.1の操作画面
SIS 9.1では、リボンタブのデザイン、ステータスバー、テーブルウィンドウ、オーバーレイダイアログなど様々なUIの改良がおこなわれ、より使いやすくなりました。詳しく見てみましょう。
なお、Windows 11では、ウィンドウとダイアログは角丸表示になります(図1)。
ダークモードをサポート
従来のライトモード(図2)に加え、ダークモードに対応し、OSの設定を検知してSISに適用するようになりました(図1)。ダークモードのメリットをSISでも活かして作業できます。
また、ダーク/ライトモードを設定するコマンドラインパラメータ「--dark-mode」「--light-mode」が追加され、OSとSISの両方で設定した場合は、SISのコマンドラインパラメータの設定が優先されます。
図1:より使いやすくなったSIS 9.1の操作画面
ダークモードをサポート!
「簡易リボン」表示で画面をより広く
リボンバーに「リボンを切り替える」が追加され、「標準リボン」と「簡易リボン」を切り替えられるようになりました。「簡易リボン」表示にすると、作業画面をより広く使ことができます(図2)。
図2:標準リボン(上)と簡易リボン(下)
※ライトモード表示
クイックアクセスツールバーのラベル表示
SISの画面最上部のよく使用するコマンドがまとめられた「クイックアクセスツールバー」にラベルを表示できるようになり、コマンドを確認しやすくなりました(図3)。「コマンドラベルを表示/非表示にする」で切り替えられます。
図3:ラベル表示でクイックアクセスツールバーをよりわかりやすく
ウィンドウの切り替えに便利なナビゲータ機能
Microsoft Visual Studioスタイルのナビゲータが追加されました(図4)。ショートカットキー(Ctrl+Tab)で表示でき、開いているSWDファイルのウィンドウ表示もCtrl+Tabキーで手早く切り替えることができます。
SWDのウィンドウ表示のほか、マップ/プロパティ/ライブラリなどのコントロールバーの表示の切り替えにも利用できます。多くのマップドキュメントやテーブルウィンドウを開いているときに便利です。
図4:ウィンドウの切り替えに便利なナビゲータ機能
Ctrl+Tabで表示&切り替え
フォルダ参照ダイアログの改良
EXIF読み込み時にフォルダを指定するダイアログやリンク切れの外部データセットを修復するときにフォルダを指定するダイアログで、「ファイル/開く」などで表示されるダイアログと同様、UNCパスを指定できるようになりました(図5)。
SIS 9(左)とSIS 9.1(右)
図5:フォルダ参照ダイアログ
パス入力が可能に
別ウィンドウ表示でより使いやすい作業環境に
SISのマップ、テーブル、3Dの各ウィンドウをSISのメイン画面と別ウィンドウとして表示できるようになりました(図1、図6)。2台のモニタで使用しているときなどに便利です。
別ウィンドウ表示する際は、ウィンドウのタブをSIS画面の外にドラッグアンドドロップします。作業内容に応じて、より柔軟に作業環境を調整してSISをご利用いただけます。
図6:ウィンドウを分離して表示
SISの作業環境をより使いやすく
おわりに
いかがでしたか︖ますます便利になったSIS 9.1。
今回はユーザインタフェースを中⼼にご紹介しました。新機能はまだまだありますので、次回も引き続きご紹介したいと思います。どうぞご期待ください︕
SIS Desktopシリーズ 製品情報
https://www.informatix.co.jp/sis/
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(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)、国土交通省 国土政策局「国土数値情報(行政区域データ、標高・傾斜度5次メッシュデータ、500mメッシュ別将来推計人口(H30国政局推計))」をもとに弊社が加工して作成
※この記事は、GIS NEXT第87号に掲載された記事を編集したものです。