GISソフト「SIS」活用講座

GISソフト「SIS」で法務省地図XMLフォーマット(登記所備付地図データ)を読み込むには|手順をわかりやすく解説

GISソフト「SIS」は、8.0 SR1(2016年7月リリース)以降のバージョンで法務省地図XMLフォーマット(登記所備付地図データ)に対応しており、データを変換することなくドラッグ&ドロップするだけで読み込むことができます

法務省地図XMLフォーマット(登記所備付地図データ)は、2023年1月23日正午からG空間情報センターを通じて無償で一般公開されたことで、今後より広く活用されると思われます。

データは公共座標系で定義されているもの、任意座標系で定義されているものなど様々ですが、フリービューア「SIS Desktop Express」でも読み込むことができるので、GISのデータとして利用可能かどうかをすぐに確認できます。

 

読み込み手順

法務省地図XMLフォーマット(登記所備付地図データ)は、以下の手順で読み込みます。

    1. G空間情報センターのサイトから「登記所備付地図データ」をダウンロードし、ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
      ⇒XML形式のファイルが解凍されます。
    2. SIS Desktop(有償版)またはSIS Desktop Express(無償版)を起動します。
    3. 「標準のマップドキュメント」を選択し、新規SWDファイルを作成します。
      または、既存のSWDファイルに読み込みたい場合は、そのSWDファイルを開きます。
    4. データが任意座標系の場合は、ステータスバーの「座標参照系」でダウンロードしたデータの地域の系番号の平面直角座標系を設定します。
    5. 以下のいずれかの方法で、手順1のXMLファイルを読み込みます。(zip形式のファイルを指定した場合は読み込めないのでご注意ください。)
      • マップウィンドウにXMLファイルをドラッグ&ドロップする。
      • 「ホーム」タブの「オーバーレイ」追加コマンドを実行し、「ファイル」タブの「外部データセット」を選択したのち、XMLファイルを選択して「完了」ボタンをクリックする。

データによっては、手順4で設定した座標系の原点付近など、既存の地図データと重ならない場合があります。
他の地図と位置を重ねる場合は、アイテムを移動/回転したり、幾何補正をしたりします。
移動/回転や幾何補正の操作にはSIS Desktop(有償版)が必要です。
SIS製品ラインナップにつきましてはこちらをご参照ください。

「法務省地図XML(データセット)」につきましては、SISヘルプもご参照ください。

 

SISは約300種類の地図データを変換することなく直接読み込むことができます。

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空間情報クラブ編集部

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