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MacはUNIXマシン
このWebページをMacのsafariかchromeで読んでいる方は大勢いるでしょう。そのマシンはUNIXマシンです。MacのOSはmacOSとして知られています。アイコンをダブルクリックすれば大抵の仕事はできてしまう優秀なOSです。
MacをUNIXマシンとして使わないなんて!なんてもったいない。35年Macを使い続けている筆者の結論です。UNIXはどこかで耳にしたことはあるでしょう。でも必要ないと思っている人が大半です。
たしかに35年前はUNIXを使うのは特別でした。UNIXがインストールされたUNIXマシンを準備するだけでも大変でした。しかし、今は違います。世界中のMacユーザーはすぐにUNIXユーザーになれます。
UNIXなんか何に使うの?
Zip圧縮
Macユーザーの悩みはWindowsユーザーとのデータのやり取りです。macOSには標準で付いている「圧縮」がzipです。「圧縮」すると、hoge.zipというzipファイルが作られます。
ところがこのzipファイルをメールでWindowsマシンに送って解凍すると文字化けが発生します。念のためWindows12マシンで確認しましたがファイル名が文字化けするのを確認しました。これでは仕事になりません。
優秀な圧縮アプリを購入して使っていた時代もありましたが、現在はUNIXでzipファイルを作っています。圧縮アプリも悪くはありませんが、UNIXの方が格段便利です。もちろんタダです。UNIXはすべてタダ!
PDF変換操作
macOSで不満がもう一つ、PDF変換処理です。まずPDFのグレー化するのがヘタです。これも仕事になりません。もう一つがPDFの圧縮です。これもmacOS標準では仕事になりません。
圧縮アプリ同様、PDFアプリもこれまでいろいろと購入して使ってきましたがどれもイマイチ。PDF変換処理もUNIXなら最強です。UNIXによるグレー化と圧縮は日々の仕事で役立っています。
アプリを自作
UNIXにはシュルスクリプトと呼ばれるプログラミング言語が付いています。シュルスクリプトでコードを書けば、自分だけのアプリを手軽に作ることができます。シュルスクリプトをコーディングするには習得の手間がかかりますが、使うだけならば大分楽です。
例えば、最近作ったシュルスクリプトは「簡単電卓」です。レシートの合計金額を計算するのに数値+エンターキーの入力だけで計算できる電卓プログラムです。入力済みの合計が表示され、最後に入力個数とたし算の式と合計が出力されます。
こんなアプリがあったらいいなと思ったらシュルスクリプトでちょこちょこと作れてしまいます。まさに、UNIXはドラえもんのポケット!なんでも叶えてくれます。
ターミナルを起動せよ!
ドラえもんのポケットに相当するのがターミナルです。macOSでは「ターミナル.app」です。アプリケーションフォルダの中にユーティリティフォルダがあります。そこにあります。ターミナルがUNIX世界への扉です。
ターミナルを起動すれば、即UNIXがスタンバイします。次がターミナルを起動した直後の画面です。
文字が小さいので設定から文字を変更して見やすくします。メニューバーの「ターミナル」から「設定」を選択すると次のウィンドウが開きます。ここでフォントを変更できます。
ターミナルで使うフォントは基本mono(等幅)フォントが便利です。ここではmacOSに標準でついているmono(等幅)フォント「Courier New」を選び、大きさを18ポイントにします。あわせて「カーソル」を垂直バー、点滅カーソルにしました。次が設定後のターミナルの画面です。
UNIXの面白さ|ターミナルのカスタマイズ
次は筆者のターミナルの画面です(macOS Sonoma 14.7.4)。mono(等幅)フォント、カラーリング(フォント、バックグラウンド、ファイル種類ごとカラーリング)、表示の細部まで詳細にこだわりのカスタマイズをしています。四六時中使う道具がターミナルだからです。
このようなカスタマイズは「設定」ではできません。UNIXならではのカスタマイズ方法があります。
コマンドを入力せよ!
難しいこと・面倒なことは後回しにして、ターミナルを立ち上げたならUNIXを使ってみましょう。コマンドを入力すればいいのです。すぐに使えるコマンドを2つdateとcalを紹介します。
date
dateはその名の通り、西暦・月日・時刻を表示するコマンドです。
UNIXのコマンドにはオプションが付けられます。
今日から100日後の日付を知りたい時には、「date -v+100d」と入力します。
cal
カレンダーを出力するコマンドがcalです。コマンドcalは、その月のカレンダーおよび当日反転表示します。
「cal 2025」とすれば、2025年12ヶ月分のカレンダーが出力されます。
「cal 3 1968」とすれば、1968年3月のカレンダーが出力されます。
今日が元旦から数えて何日目かを知りたい時には「cal -j」とします。
UNIXには取説が不要|manコマンド
UNIXは自己完結したシステムです。知りたいことはすべてUNIX自身が教えてくれます。それも倍返しで。コマンドdateについて知りたい時には「man date」とします。
プロンプト「:」表示は続きがあることのしるしです。スペースキーを押せば続きが表示されます。man出力を終わりにしたい時にはqキーを押します。
コマンドmanは知りたいコマンドの詳細を教えてくれます。面白いのは「man man」です。コマンドmanについて教えてくれます。試してみてください。
対話型システムUNIXの面白さ
このようにMacユーザーはターミナルアプリを立ち上げてコマンドを入力すれば、たちまちUNIXユーザーに変身できます。アイコンをダブルクリックするmacOSも素晴らしいのですが、計算機と対話できるおもしろさを与えてくれるのがUNIXです。