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BlenderでVR 3Dアバター作成に挑戦|第2回 両腕を作る

皆さん、こんにちは。ライターのSaruです。

前回に引き続き、Blenderで3Dアバターを作成する方法をご紹介します。今回は両腕を作成します。

※注意:本シリーズはBlender超初心者による作成ブログです。上級者の人は温かく見守っていただければ幸いです。

作成準備

ショートカットキー

今回新たに使用するショートカットキーはこちらです。

  • G:選択した点/辺/面を移動
  • R:回転
  • Shift + A:メッシュの追加
  • Shift + D:複製

頭部モデルを非表示にする

これは前回作成した頭蓋骨です。腕を作成するにあたり画面上で邪魔になるので、いったん消しておきます。

非表示操作(可視/不可視)は、Blender右上のシーンコレクション内にある目玉マークで行います。

そのままシーンコレクション内にカーソルを合わせて右クリックします。

コレクションを新規作成

新規コレクションを作ります。

頭蓋骨と同じコレクションにすると後々面倒そうなので、あえて分けておきます。

これで準備が整いました。

腕を作成

腕を作成します。稼働部位にする予定なので、上腕と下腕に分けて制作します。

円柱を作成

腕のベースとなる円柱を用意します。

底面を縮小して延長します。

そのまま使うと紳士とは思えないサイズになるので、いったんサイズを確認します。

異様に大きいのでサイズを修正します。

サイズ修正が完了しました。

円柱をコピー

円柱(腕のベース)を複製します。

これらを配置します。

ここで全体像をスケッチしてみます。

上記が完成イメージ図です。上手くつなげれば何とかなりそうなので、このまま進めてOKとします。

手を作成|第1フェーズ

稼働部位なので、腕と手のひらは分けて作ります。

メッシュの平面を用意します。

このように切り込みを入れます。

選択範囲は手の部分です。上が手首、左が親指、下が残りの指4本です。

このように大まかに手の形を作成します。

動かせる点が少ないので形が微妙です。

切り込みを入れて指の形にしていきます。

とがった指の先端部分を切り、第一関節、第二関節、第三関節を作ります。段々と手に見えてきました。

指の間を修正します。(水かきのような部分を作ります。)

これで手が完成しました。これをもとに骨を作ります。

手を作成|第2フェーズ

上述同様、円柱を用意します。

 

手の骨にもいろいろな種類があるということなので、それぞれ作っていきます。

中手骨

まずは中手骨(手のひらの骨)を作ります。

これを複製します。

親指部分は短めにしておきます。

基節骨

次に基節骨を作ります。

 

配置まで完了しました。

中節骨

次は中節骨を作成します。

末節骨

末節骨を作成します。

これで手のひらが完成しました。

手首を作成

手首(手根骨と呼ばれる部分)を作成します。

メッシュから円錐を追加して形を整えます。本来、手根骨は複数個の骨から成りますが、そこは割愛します。

これで手のひらの完成です。

現時点での全体像

現時点までの全体像はこんな形になりました。

これでもいいのですが、両腕全体を少し小さくします。

さいごに

今回は腕を作成しました。

かなり手抜き感がありますが、関節は後で作成したいので、現状このままにしておきます。

ところで関節ってどうなっているんでしょうね。こんな感じに中の骨に肉付けされているのでしょうか。

手の部分は大体20パーツあって、正直、作成に疲れました。

次回は胴体を作成します。

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