GIS用語解説

属性検索とは|GISでの属性検索方法

11月 28, 2014

今回は属性検索についてご紹介します。

属性検索とは

検索はコンピュータが得意とする機能の1つです。

検索という、「データの集まりの中から、指定した条件に合う情報を抜き出す機能」により、私たちは大きな恩恵を受けています。

GISでは建物や行政界といった地図上の図形に様々な情報(=属性)を加え、さまざまな方法で条件を指定し、これらの情報を検索して、条件に合致した図形を地図上で確認することができます。

この機能を「属性検索」と呼びます。

それでは属性検索機能の使用例をいくつか見てみましょう。

「○△」という建物はどこにある

建物の名前はわかるけど、どこにあるのかがわからないということがあります。

こんな時、紙地図であれば、隅から隅まで見て探すしかありません。

一方、電子地図での場合、建物に建物名(=属性)が割り当てられていれば、それを条件に簡単に場所を探し出すことができます。

例)

「川崎マンション」という建物を探すには、「名前」という属性に「川崎マンション」という値が設定されている建物を検索します。

すると、その建物が地図上のどこにあるかがひと目でわかります。

しかも、データベース検索で単に「○○町○丁目○番地」というテキストだけの住所情報が得られるのと違って、地図上での位置がわかります。

したがって、マンションの最寄り駅はどこか、駅から近いのか遠いのか、どの方角にあるか、周囲に目印となる施設はあるか、などがひと目で確認できます。

古い木造建物が密集している地域は

防災計画の検討時に、古い木造建物の密集する地域を確認したい場合、建物に「構造」「建築年」という属性が割当てられていれば、次の両方の条件に合致する建物を探し出すことができます。
・構造が「木造」
・建築年が「1980年より前」

この検索では1980年以前に建てられた木造建物が地図上に表示されるため(下図の赤色部分)、密集度合いや場所を視覚的に把握できます。

GISソフトウェア「SIS」では、検索条件を指定する際、演算子や関数を組み合わせたり、「フィルタ」機能を使って条件を保存するなど、工夫次第でさまざまな検索が可能です。

上記2つの例からわかるように、GISでの属性検索の大きな特長は、検索結果が地図上で見える化されることです。

単に数値や文字だけで表示されるよりも直感的に理解しやすく、現状把握や分析の際に役立ちます。

皆さんもぜひ属性検索を使って、地図の活用範囲を広げてみてください。

<地図データ出典>:国土地理院発行の基盤地図情報(縮尺レベル25000)、株式会社ゼンリン Zmap-TOWNⅡ(®2011 ZENRIN CO.,LTD.(Z11LD第395号))を使用したものです。

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空間情報クラブ編集部

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