SIS活用講座 第23回 SIS 9のご紹介 Part5 空間フォーミュラ・分散・クエリデータセット編

はじめに

「SIS 9」の新機能のご紹介も、5回目になりました。まだまだご紹介したい機能がたくさんあります。今回は、「空間フォーミュラ追加」コマンド、「分散」、「クエリデータセット」の3つについてご紹介します。

「空間フォーミュラ追加」コマンドで、施設の定員の平均を行政界別に簡単に集計表示!

SIS 9では新しく「空間フォーミュラ追加」コマンドが追加されました。この機能を利用すると、位置関係を考慮した値をウィザード形式で簡単に集計することができます。

例えば「施設の定員の平均を、行政界別に求める」場合、従来のバージョンでは手動でフォーミュラ(式)を記述しましたが、どの関数を利用するのか、引数にはどのような値を指定するのかなど、関数式の記述は正直言ってなかなか大変でした。(図1)

図1:空間関数のイメージ

SIS 9で、「空間フォーミュラ追加」コマンドを使えば、目的に応じて対象データや属性を指定するだけで、簡単に結果を求めることができるようになりました。(図2)

図2:SIS 9から追加された「空間フォーミュラ追加」コマンド

プロセスの「分散」で、ビルごとにテナントの点データをキレイに分散させる!

また、SIS 9では自動処理を行う「プロセス」に、新たに「分散」が追加されました。例えば、各ビルに入居するテナントの点データが重なって読み込まれた場合、点の選択がうまくできなかったり、テナント名のラベルが重なってしまったり、色々不都合が生じます。(図3)

そんな時は、プロセスの「分散」機能を使ってみましょう。重なった図形を、図形を含む面データ上に綺麗に分散するので、これらの問題を解決することができます。(図4)

図3:テナントの点データが重なった例

図4:「分散」機能で点データをビル内に再配置

「クエリデータセット」機能で、ビルの面データにテナント情報を一括表示!

新しく追加された「クエリデータセット」は、SQL文を記述することで、指定した内容に応じた属性を参照する機能です。例えば、ビル名と店舗名の情報を持つ点データと、ビル名の情報を持つビルの面データから、店舗名の情報を持つビルの面データを表示することができます。(図5)

図5:「クエリデータセット」機能で店舗名をビルに表示

おわりに

今回ご紹介した機能、いかがでしたか。使いやすそう!と感じていただければ幸いです。引き続き次回の講座でもSIS 9の新機能についてご紹介したいと思いますので、お楽しみに!

■SIS Desktopシリーズ製品情報
http://www.informatix.co.jp/sis/product/sis.html

<地図データ出典>
国土政策局 国土数値情報ダウンロードサービス政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)、「国勢調査 平成27年 国勢調査町丁・字等別境界データ」(総務省)を加工して作成

※この記事は、GIS NEXT第69号に掲載された記事を編集したものです。

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