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国土交通データプラットフォームとは? 機能概要と活用事例をわかりやすく紹介

国土交通データプラットフォームの概要

国土交通データプラットフォームは、道路、河川、港湾、都市開発、航空など、国土に関わる多様なデータを集約した情報基盤である。

2020年にver1.0が一般公開されて以降、継続的なアップデートが行われており、2025年3月26日にはver3.3が公開された。

本プラットフォームでは、行政や民間が保有するさまざまな分野のデータを横断的に検索・参照できる。

これにより、産官学をはじめ幅広い主体が、国土に関するデータをGIS(地理情報システム)などで利用しやすい環境が実現されることを目指している。

さらに、複数のデータを連携させて現実世界を仮想空間上に再現する「デジタルツイン」の実現を通じ、DXによる業務効率化やスマートシティなどの施策高度化、さらには産学官連携によるイノベーションの創出を図っている。

国土交通データプラットフォーム
https://www.mlit-data.jp/

国土交通データプラットフォームが連携するシステム

2025年12月現在、同プラットフォームは以下のシステムと連携しており、テーマごとにデータを探すことができる。

電子成果品

  • 地方公共団体の工事データ(My City Construction)
  • 電子納品保管管理システム
  • 東京都ICT活用工事データ

国土

・国土地盤情報データベース
・国土数値情報
・インフラみらいマップ

道路

・工事実績情報(コリンズデータ)
全国道路施設点検データベース
・高速道路会社の工事発注図面データ
・広島県インフラマネジメント基盤(DoboX)
MMSによる三次元点群データ等
・全国道路・街路交通情勢調査一般交通量調査(道路交通センサス)

都市・まちづくり

3D都市モデル(PLATEAU)
・都市QOLデータ
・重要文化財点群データ

河川・ダム・水資源

・ダム便覧
・熊本県施設管理データベース
・広島県インフラマネジメント基盤(DoboX)
・水文水質データベース

交通

・GTFSデータリポジトリ
・全国幹線旅客純流動調査
・FF-Data(訪日外国人流動データ)

災害・防災

・熊本県施設管理データベース
・災害緊急撮影(斜め写真)
自然災害伝承碑
・基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)
・DiMAPS

港湾・海事

・サイバーポート(港湾インフラ分野)
海洋状況表示システム(海しる)

その他

・行政区域データ
統計データ(人口・世帯)
・社会資本情報
・静岡県航空レーザー点群

国土交通データプラットフォームの検索機能

国土交通データプラットフォームでは、テーマからデータを探す方法に加え、以下のような複数の検索方法が用意されている。

(キーワードで)データを探す

特定のキーワードや条件をもとに検索する「条件から検索」と、関心のあるデータセットを地図上に表示しながら探せる「地図から検索」の2つの方法がある。

データカタログからデータを探す

「地方公共団体の工事データ(MY CITY CONSTRUCTION)」や「全国道路施設点検データベース」など、データカタログ単位でデータを検索することができる。

地図から検索

検索結果は地図表示またはリスト表示で確認できるほか、点群データや3D都市モデルを3D地図上に表示することも可能。

あわせて、閲覧頻度の高いデータのお気に入り登録、検索条件の保存・共有、検索結果一覧のCSVファイルダウンロードといった機能も備えている。

地図上に表示されたピンを選択するとデータの詳細画面が表示され、「付属ファイル」タブからファイルのダウンロードやプレビューを行える。

利用者向けのAPIも提供されており、APIを通じてデータの検索や取得が可能である。

国土交通データプラットフォームの活用例

国土交通データプラットフォームの利活用事例として、同プラットフォームのウェブサイトでは、以下のようなサービスやアプリが紹介されている。

DN-RAMS ~道路整備優先度の総合評価サービス~

https://www.mlit-data.jp/#/Page?id=apps_dnrams

橋梁の位置情報や諸元の確認、地震被害リスクの算出などを行えるウェブアプリ。

3Dデータや災害エリアの情報と組み合わせることで、橋梁の被災リスクを把握することができる。

2次元データとしては、全国道路施設点検データベースの橋梁ポイントデータや国土数値情報の土砂災害警戒区域データを使用し、3次元データとしては、PLATEAUの3D都市モデルや電子納品保管管理システムの3次元点群データ、BIM/CIM構造物モデルなどを利用できる。

浸水想定区域内の施設集計アプリ(ソナエル)

https://www.mlit-data.jp/#/Page?id=apps_sonaeru

洪水浸水想定区域内に存在する施設を集計できるアプリ。

国土数値情報の洪水浸水想定区域データや行政区域データをはじめ、全国道路施設点検データベースに収録されている橋梁、トンネル、大型カルバートのデータ、社会基本情報における河川ダム、河川砂防、河川水門などのデータを活用している。

国土数値情報の市区町村役場や公的集会施設、警察署、消防署、医療機関などのデータも使用している。

浸水想定区域内の施設集計アプリ(ソナエル)
https://sonaeru.mlit-data.jp/

インフラマネジメント基盤(DoboX)

https://www.mlit-data.jp/#/Page?id=apps_dobox

広島県保有の土木関連情報を一元的に提供するデータ連携基盤。

行政の保有情報をオープンデータとして公開する機能に加え、データの取得機能や、公開範囲・閲覧権限を設定する機能などを備えている。

国土交通データプラットフォームで公開されている医療機関、福祉施設、公的施設に関する国土数値情報データとAPI連携している。

MLIT DATA PLATFORM MCP Server

https://www.mlit-data.jp/#/Page?id=apps_mcp

国土交通データプラットフォームが提供する利用者向けAPIと接続するMCP(Model Context Protocol)サーバー。

LLM(大規模言語モデル)と連携することで、対話形式によるデータの検索や取得を可能としている。

国土交通データプラットフォームの今後

国土交通データプラットフォームは、自治体が国土交通分野に関するさまざまなサービスを提供する際に役立つだけでなく、民間企業がGIS(地理情報システム)で利用するデータを探索するためのプラットフォームとしても活用できる。

同プラットフォームのウェブサイトには利用ガイドが掲載されており、ヘルプも充実している。具体的な使い方については、公式サイトを参照するとよいだろう。

2025年5月にリリースされた最新版では、「インフラみらいマップ」や「サイバーポート」などとの新たなデータ連携が可能となっている。今後も、さらなるデータ連携の拡充が期待される。

 

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<参考>国土交通省ウェブサイト

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