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SIS 9.1のご紹介|Part9 業務を効率化!プロセス編

GISソフト「SIS 9.1」の新機能をご紹介するシリーズ。今回は、さまざまな業務を効率化するSISの「プロセス」機能と、9.1で追加されたプロセスの新機能の一部をご紹介します。

業務を効率化する「プロセス」とは?

プロセスは複数の操作を一括で実行できる、業務の効率化に欠かせない便利な機能です。

例えば、
① 各ポイントからバッファを生成
② ブール演算で合成したポリゴンを作成
③ ポリゴンのスタイルを設定
のような一連の処理(プロセス操作)を登録しておくと、1回のコマンド実行で複数の処理をまとめて実行できます(図1)。3つに限らず、たくさんの処理を登録できます。

図1:複数の処理を⼀括して実⾏できる「プロセス」

この設定はライブラリに保存できるため、データや作業日を変更して同じ処理を行う場合でも繰り返し利用でき、作業ミスの防止に役立ちます。

標準コマンドを組み合わせて処理する方法と異なり、中間工程でオーバーレイやアイテムが作成されることはありません。なお、プロセス操作の種類は、SIS 9.1では約260種類用意されています。

SISヘルプ「プロセスとは」

プロセス機能紹介、プロセス操作⼀覧はこちら
https://help.informatix.co.jp/sis/9.1/sis/#AboutProcess.html

 

よく使われるおすすめのプロセス操作

SISサポートに寄せられるお問い合わせをもとに、特に利用頻度の高いプロセス操作をご紹介します。

ポイントをつなげてラインを作成

時系列など、ポイントをつなぐ順番がある場合は「一般/並べ替え」で順番を指定する属性を設定して並べ替え、「作図/ポイント結合」で簡単にライン化できます(図2)。

図2:現地調査で撮影したEXIFを読み込んで、プロセスで撮影順にラインを作成した例

ポイントをつなげてラインを作成

写真の撮影順、台⾵の経路順にライン化した例
https://club.informatix.co.jp/?p=3842
https://club.informatix.co.jp/?p=4592

※ポイントをつなげてラインを作成したい(FAQ1092)
SISサポートサイトにログイン → FAQ「ID検索」→「1092」で検索してご覧いただけます。

ポリゴンを指定の枠で切り出す

「オーバーレイ交差」でポリゴンを指定の枠で簡単に切り出すことができます。属性もそのまま継承されます(図3)。

図3:ポリゴン(⿊)を指定の枠(ピンク)で簡単に切り出し!
プロセスなら⾊などのスタイルも同時に設定可能

ここでは2つをご紹介しましたが、まだまだあります。ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。

プロセス活用例の記事 ①
ポイントからメッシュのポリゴンを作成したい
・重複した図形を削除したい、ほか多数
https://club.informatix.co.jp/?p=4814

プロセス活用例の記事 ②
・元の図形形状を残して1つの図形にまとめる
・重複部分の抽出、ほか
https://club.informatix.co.jp/?p=12454

プロセス活用例の記事 ③
・風向図の作成、ほか
https://club.informatix.co.jp/?p=13493

9.1でさらに使いやすくなったプロセス

プロセスは、「作成」タブの「プロセス」コマンドを実⾏し、ウィザード形式で設定します(図4)

図4:プロセスはわかりやすいウィザード形式で設定して実行

SIS 9.1では、「コピー」、「スタイルリセット」などプロパティ設定が不要な25個のプロセス操作がリストに表示されるようになり、より素早く実行できるようになりました(図5)。

ユーザが定義・保存したプロセス操作は、このリストの先頭に表示されます(図5の紫色の部分)。

図5:SIS 9.1 でより使いやすくなったプロセス

9.1 で追加されたプロセス操作

SIS 9.1では、ジオメトリ、解析、テキスト、グリッド、クラスタなどのプロセス操作が約50 個追加されました。

例えば、対象アイテムを2次元化する「平板化」や、カルトグラム作成、80-20分析、LQ法などの解析のプロセス操作が追加されています(図6)。

図6:「ジオメトリ/平板化」と「解析/カルトグラム(拡散)」の例

プロセス処理のログ表⽰

SIS 9.1では、「プログラム」コントロールバーで「プロセスログ」を確認できるようになりました。

操作の開始・終了時刻や処理が成功したかどうか、うまくいかなかった場合は失敗箇所の確認などができます(図7)。

図7:「プロセスログ」タブでプロセスの処理状態を確認

おわりに

今回は業務の効率化に⽋かせないプロセス機能ついてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?次回の講座でも引き続き、9.1の便利な新機能についてご紹介します。

SIS Desktopシリーズ 製品情報
https://www.informatix.co.jp/sis/sis

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<地図データ出典> OpenStreetMap data © OpenStreetMap Contributors、国⼟地理院 基盤地図情報

※この記事は、GIS NEXT第94号に掲載された記事を編集したものです。

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