地図や位置情報を活用したスマートフォンアプリを紹介するこの連載、第2回となる今回は、街を舞台にしたナビゲーションゲームを楽しめるiOS/Androidアプリ「NaviTabi」を紹介する。(提供会社:ナビたび合同会社)
目次
NavTabiの概要
NaviTabi
画像提供:ナビたび合同会社
NaviTabi(ナビたび)は、オリエンテーリングやロゲイニング(フィールドに設置されたチェックポイントを制限時間内にできるだけ多くまわって点数を競うスポーツ)など、さまざまなフィールドで行われるナビゲーションゲームを楽しめるアプリだ。
アプリには多彩なコースが収録されており、自由に選んでプレイすることができる。
使い方
ナビゲーションゲームは、チェックポイントを時間内に好きな順番で巡り、獲得した合計スコアを競う「スコアオリエンテーリング」と、決められた順番でチェックポイントを巡ってかかった時間を競う「ポイントオリエンテーリング」の両方に対応している。
他のプレイヤーの結果や、辿ったルートを比較することも可能で、競技中、リアルタイムに各選手の位置や獲得ポイントを確認できるライブ中継機能も搭載している。
地図画面上にはチェックポイントを示す丸印が表示され、チェックポイント付近で丸印をタップするとポイントを入手できる。
チェックポイントに関する詳細な説明も収録されている。
チェックポイントの詳細情報
画像提供:ナビたび合同会社
収録されているコース
NabiTaviには関東や中部、近畿、四国、九州など国内各地のコースが収録されている。
たとえば、東京では以下のようなコースが用意されている。
- 不忍池&上野公園 公開コース
- 東京大学 本郷 上野
- 早稲田
- 理科大金町
- 駒場~代々木公園
- 野川公園と野川
- 品川宿
- ロゲイン豊多摩今昔物語外伝(明治時代の古地図を使ったコース)
さまざまなコースを用意
画像提供:ナビたび合同会社
こんなユニークなコースも収録
ユニークなコースとしては、東京都測量設計業協会との連携で提供している「基準点インフラツーリズム」が挙げられる。
これは、江戸城周辺の三角点や水準点、電子基準点、道路元標、几号高低標(明治初期の水準測量の刻印標識)の測量史跡や基準点を巡るロゲイニングだ。
このコースでは、チェックポイントをタップすると、東京都測量設計業協会が発行している「基準点カード」が表示され、写真を撮影できる。
この取り組みは、2018年に日本科学未来館(東京都江東区)にて開催された「G空間EXPO2018」の「Geoアクティビティコンテスト」で「教育効果賞」を獲得している。
基準点インフラツーリズム
画像提供:ナビたび合同会社
利用者がコースを作成して公開することも可能
NaviTabiでは、あらかじめ用意されているコースを巡って楽しむだけでなく、ユーザーが自分でコースを作成して公開できる。
作成するコースは、基本的には誰でも自由に参加できるようにするのが原則だが、有償対応により、イベント開催でプレイできる人に制限をかけることもできる。
コースの下絵となる地図は国土地理院の地図が原則であるが、オリエンテーリング用マップや古地図を下絵にすることも可能だ。
ユーザーとしてナビゲーションゲームを楽しめるだけでなく、自らコースを作成して公開することも可能なNavitabi。
観光誘致や教育、新入社員研修など、さまざまな用途に利用可能だ。
■URL
NaviTabi(ナビたび)
※本記事で紹介したアプリに関する詳細は提供会社様あてにお問い合わせください。