ニュースピックアップ - 位置情報・新技術のニュースをお届け
インフォマティクスの技術スタッフがチョイスしたニュースをまとめてお届けするニュースピックアップ、今週もいきましょう!
新型コロナ対策
検索ワードからクラスター「発見」 感染拡大、ITで防げ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が民間企業と連携しITを駆使した対策の実用化を進めている。ビッグデータを活用し「クラスター」(感染者集団)を早期発見する技術は実用化段階にあり、感染者と濃厚接触したことを携帯端末に通知する技術は来月上旬の一般提供開始を目指す。
出典:https://www.sankei.com/politics/news/200419/plt2004190011-n1.html
「発熱 外来」「発熱 だるい」などの検索ワードを利用してクラスター把握と疫学的研究の2つの効果を見込むとのことですが・・。
ITでウイルスを追え!政府が「コロナ追跡アプリ」月内にも実証実験へ 先端技術でコロナ対策
竹本IT相は14日の会見で、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者を追跡する、いわゆる「コロナ追跡アプリ」の実証実験を月内にも始めると発表した。
出典:https://www.fnn.jp/articles/CX/33076
濃厚接触者の洗い出し軽減につなげたいとのことですが、アプリ活用の普及、浸透あってこそ。課題は、個人情報が漏れるのではという利用者の心配のクリアですね。とはいえこの技術、地図上での可視化を含め、いろいろと活用できそうです。
マイクロソフト、新型コロナの最新データにアクセスする機能をWindows 10に追加
BetaNewsは4月20日(米国時間)、「Microsoft adds coronavirus updates to Windows 10」において、MicrosoftがWindows 10に新型コロナウイルスの最新データ(トラッカー、ニュース、リソースなど)へアクセスする機能を追加したと伝えた。
出典:https://news.mynavi.jp/article/20200422-1021204/
すごいです。OSごと巻き込むコロナ、人類 vs コロナ、まさに人類の敵みたいになってます。
KDDI、位置情報ビッグデータ分析ツールを自治体に無償提供
KDDIは、「緊急事態宣言」全国拡大の発令を受け新型コロナウイルス感染症対策に活用してもらうことを目的に、4月22日から7月31日までの期間中、位置情報ビッグデータ分析ツール「KDDI Location Analyzer」を47都道府県および20の政令指定都市 (以下、対象自治体) へ無償提供するという。
出典:https://amp.review/2020/04/22/kddi-16/
コロナ対策が広がる中、個人の位置情報を公然と使っていいような風潮になっている気がしますが。
アップルのプライバシーポリシーが接触追跡アプリ開発の妨げに -- 仏政府主張
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための次なる対策として広く推進されているのが、接触追跡アプリとして知られる一連のスマートフォンアプリで、世界中の多数の政府によってこの種のアプリの開発が進められている。しかし、そうしたアプリを5月にリリースすることを目指すフランスは、それを阻む1つの大きな障害が存在するとしている。
出典:https://japan.cnet.com/article/35152732/
妨げになるから良いポリシーなのです。妨げになるくらい重要な事だという認識を。
スーパー等の混雑状況をリアルタイム配信「VACAN」の提供開始
AIとIoTを活用した空席情報配信サービスを開発しているバカンが、スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどの小売業種向けに、店舗の混雑状況や待ち人数をリアルタイムに確認できるサービス「VACAN(バカン)」の提供を開始した。
出典:https://amp.review/2020/04/27/vacan-2/
3密を避けて安全に買い物できるようにするためのサービスですが、人気店は必然的に混雑するので3密的危険指標が出るんでしょうかね。
データ解析を民主化せよ 新型コロナで重み増す「オープンデータ」:日経ビジネス電子版
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、シビックテックと呼ばれる行政と市民エンジニアの連携が広がっている。総務省はデータを利用した取り組みをさらに広げるために、オープンデータについてのガイドラインを公開した。
出典:https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00058/041400047/
民主化の名のもとに営利目的の横ヤリが入らないことを切に願います。
サブスクモデルの IoTソリューション
AI搭載の水産養殖向け給餌器から電球まで、ソラコムのサブスク型IoTソリューション
東京センチュリー、ソラコム、ビープラッツの3社は、協業で運営しているIoTサービス「IoT SELECTION connected with SORACOM」において、新たなソリューションの提供を開始した。
出典:https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1249230.html
こんなに実用化されてたんですね。しかもサブスク。スゴイです!
船舶の衝突リスクを AIが予測
富士通、AIを活用した船舶の衝突リスク予測技術を実証
富士通は、海上交通管制業務を行う東京湾海上交通センターにおいて、人工知能(AI)を活用して船舶同士のニアミス(異常接近)を予測する、船舶の衝突リスク予測技術の実証実験を行った。この実証は、2019年12月6日~2020年3月23日まで実施された。
出典:https://japan.zdnet.com/article/35152470/
Zinrai!仮面ライダーゼロワンに登場する「滅亡迅雷.net」(めつぼうじんらいねっと)って、もしかしてここから取ったの?!
スマホで梱包荷物を撮影するだけでサイズがわかる
AI&AR活用、スマート物流向けに"荷姿"撮影でサイズを計測する技術
AIソリューションを提供するAutomagiは、スマートフォンやタブレット端末で"荷姿"を撮影するだけで対象物を自動で認識し、サイズを測定する技術の開発を21日に発表した。
出典:https://news.mynavi.jp/article/20200422-1022105/
素晴らしい!これは「かざす」動作が業務の動作とシンクロする良い例です。
編集後記
今回のニュースピックアップ、いかがだったでしょうか。やはりコロナ対策のソリューション・サービスのニュースが目立ちますね。
外出自粛期間が長期化する中、今の感染状況は?と思われる方も多いのではないでしょうか。現在、多数のサイトで国内外の感染状況が公開されています。
コラム:【解説】新型コロナウイルス感染状況を視覚化する
新型コロナウイルス感染症の防止対策として、4月8日に7都府県に発出された緊急事態宣言は、同16日には対象地域が全国に拡大された。不要不急の外出自粛により、テレワークでの自宅業務を余儀なくされている皆さんも多いのではないだろうか。この記事を読む
インフォマティクスでも弊社GISを利用した「新型コロナウイルス感染症 国内状況」サイトを公開していますので、最新状況の確認にお役立てください。