今回はGISソフト「SIS」8.0の新機能(分類主題図、主題図のフィルタ機能ほか)をご紹介します。
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目次
はじめに
SIS 8.0では多くの主題図機能が追加され、「SIS 8.0 ご紹介(1)」では、「ジオメトリ主題図」をご紹介しました。
今回は、その他の主題図機能についてご紹介します。
分類主題図
分類主題図は、分類に応じてスタイルを設定して図形を表示する主題図です。
例えば、以下のようなことができます。
- 複数の分類条件を組み合わせる(例1)
- 1つの分類に対して複数のスタイルを割り当てる(例2)
例1: スケールによって表示シンボルを変更
コンビニエンスストアの分類を作成して、シンボルなどのスタイルと表示範囲のスケールを設定します。
あるスケールよりズームアウトすると、すべて同じシンボルで表示するように設定します。<設定方法1>
例2: シンボル設定とラベル表示
属性によるシンボル設定と属性のラベル表示を組み合わせ、指定した属性のみラベル表示します。<設定方法2>
主題図のフィルタ設定
指定した条件に合致したアイテムにのみ主題図を表示することができます。
例えば、昼間人口を表す主題図で、さらに昼夜人口の割合が100%以上の市区町村にのみ主題図が表示されるようにフィルタを設定します。<設定方法3>
ラベル主題図の新機能
属性をラベル表示するラベル主題図機能が向上しました。
そのうちのいくつかをご紹介します。
市区町村名のラベル表示
例1:重複ラベルの表示・非表示
同じ値のラベルがある場合は1つのみ表示<設定方法4-①>
例2:条件によるフィルタリング
面積の小さい図形のラベルを非表示<設定方法4-②>
例3:改行の指定
半角スペースの位置で改行<設定方法4-③>
主題図表現力の向上
円グラフ主題図は、ドーナツグラフを作成できるようになりました。<設定方法5>
また、棒グラフ主題図は、積み上げ棒グラフを作成できるようになりました。<設定方法6>
主題図の凡例は、表示する行数、スタイルのサンプルの有無、タイトルやシンボルのサイズを指定できるようになりました。
Mapple25000の3種類の凡例
おわりに
SIS 8.0の主題図はこれまでより格段に使いやすく様々なことが行えます。
ぜひ、SIS 8.0の新しい地図表現を体感してください!(技術部 S.N)
SIS Desktopシリーズ 製品情報
https://www.informatix.co.jp/sis/
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<設定方法1>
<設定方法2>
<設定方法3>
<設定方法4>
<設定方法5>
<設定方法6>
<地図データ出典>株式会社昭文社 デジタル地図データ(MAPPLE10000/25000)/国土地理院 基盤地図情報25000
※この記事は、GIS NEXT第51号に掲載された記事に加筆したものです。