地図・地理 書籍

地理学習にオススメの書籍を紹介|月刊「地理」2月号特集は「島の可能性を問う」

こんにちは、インフォマティクスの空間情報クラブ編集部です。

コロナ感染の収束が見えないなか、リモートワークの広がりでプライベートな時間が増え、読書の機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

今月も地図・地理分野で気になる書籍をピックアップしましたので、参考にしていただければと思います。

PICK UP - 今月の書籍

'読んでわかる地理' を目指した入門書『今こそ学ぼう 地理の基本』

高校地理で学ぶ内容を、豊富なイラストとともに平易なことばで解説。地理の解説に加えて、地理教育の位置づけや現状、高校地理総合」必修化で必要となるGIS(地理情報システム)についても説明されています。

一般の方の学び直しだけでなく、地歴科教員の方があらためて地理やGIS(地理情報システム)の基礎知識を整理する際にも役立つ一冊です。(長谷川直子 編・著、井田仁康 著、宇根寛 著、田代博 著、田村賢哉 著、宮路秀作 著、目代邦康 著)

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漫画感覚でサクサク学べる『大学入試 マンガで地理が面白いほどわかる本』

本書では、各国を代表するキャラクターたちが自国の地形、産業・経済、歴史、宗教などの主要ポイントを紹介していきます。

地理に苦手意識がある人でも、マンガを読む感覚で各国の押さえておきたい地理のポイントを理解することができます。(宮路秀作 著、沖元友佳 編・著)

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水と地形との関係から町の成り立ちを知る『地形で読みとく都市デザイン 』

「水」と「地形」をキーワードに、古代の都城から宿場町、港町、城下町、開港場・居留地から近代都市に至るまで、日本各地の町の成り立ちが詳しく紹介されています。

水、地形、人びとの暮らしを関連づけながら、その町がどのように形成されていったのかを読み解いていきます。(岡本哲志 著)

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地図作りDXで変わりゆく地図を語る『地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く』

本書では、これまで地図がどのように作られ使われてきたか、今後どのように変化していくのか、各種地図にどんな意図が込められているかについて、地図作りに携わってきた現場技術者の立場から解説されています。

「地図が泉のごとく現れ空中を飛び交う時代だからこそ、長年かけて培われてきた私たちの優れた地図読解力と空間認識を失うことにならないよう願っている」という著者の思いが込められた一冊です。

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月刊「地理」2021年2月号の見どころ

月刊「地理」担当編集者の方から、最新号の特集とオススメ記事を紹介していただきます。

特集:島の可能性を問う

2月号(1/25発売)の特集テーマは「島の可能性を問う」です。

島の持つ地域としての可能性とは何なのか?

国際関係や新型コロナ禍によるインバウンド&国内観光客の減少など、島嶼(とうしょ)経済が厳しい状況の中、島はどのような将来像を描こうとしているのか。

さまざまな側面からその可能性を探っていきます。

  • 島の可能性とは? ー稼げる島から暮らせる島へ
  • 集落点検の実践と集落の空間的問題
  • 座間味島の観光地化とマリンレジャー ー事業所の立地
  • 与論島での新型コロナ感染拡大から島嶼観光を考える
  • 島の歴史はいかに語られるのか ー五島列島の宗教ツーリズム
  • 奄美大島におけるハブとの共存・利用 ー人びとの生命力、「奄美の象徴」としてのハブ

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Editor's Choice

連載:海ごみ問題 地理学からの発信

海ごみ問題の解決に向けて(3)― 海ごみ問題の科学的な認識を(磯部 作)

日本福祉大学 教授の磯部氏は、これまで海ごみ問題について大学での講義をはじめ、高校や地域、環境団体、行政などで多数講演を行ってこられました。

磯部氏は、海ごみ問題の解決には多くの人々がこの問題に科学的な認識を持って対応すること、特に行政や企業が科学的認識にもとづいた対策を実施することが重要だと強調します。

本稿では、海岸漂着ごみの回収調査結果や地域性を具体的に述べながら、この問題への対策が考察、提言されています。

連載:授業で使えるはじめてのGIS

地理院地図を活かした身近な地域の防災教育(三浦 徹)

三浦氏は「地理院地図を使って、地域の自然的背景や人々の生活を理解する」をテーマにした授業を4回にわたり実施。

本稿では各回の授業内容が具体的に紹介されています。

  • 第1回:生徒のスマホを使って、地理院地図ほかデジタル地図へアクセス
  • 第2回:国土地理院の業務説明、および「地理院地図」を使って札幌市の地理的情報を身近な部分と広い範囲で表現する例を講義
  • 第3回:「札幌市ハザードマップ(地震と津波)」と「液状化危険度図」を重ね合わせ、災害時にとるべき行動や季節による行動変化を考察
  • 第4回:冬の特殊な気象条件下で災害が発生した場合、どのような人々が被害に遭うのか、その時生徒がとるべき行動や協力できることはないか、などを検討

(生徒人数:33名、授業時間:4コマ(50分×4)、ICT環境:生徒が使用できるタブレットも数台導入予定(2021年2月予定)、プロジェクタ有、Wi-Fi:Wi-Fi環境は今年度中に普通教室を中心に整備予定)

おわりに

2021年がスタートして早くも1ケ月が過ぎました。
あらためて、本年もよろしくお願いいたします。

月刊「地理」2月号では島が特集となっていましたが、先日、ドローンを使って離島・間崎島(三重県志摩市)に食料品などを配送するサービスを期間限定で実験的に行うという記事を読みました。

長引くコロナ禍で日常生活でもビジネスの場面でも非接触・非対面が常態化してきていますが、この配送サービスでもコロナ対策として荷物を自動で切り離し、利用者が人の手を介さずに商品を受け取れるような機能を搭載したとあります。

AIの進化に伴い活用分野も広がって、新たなドローンビジネスが注目されています。

従来の測量や空撮にとどまらず、各産業分野で現在どこまでドローン活用が進んでいるのか、GIS NEXT誌 1月号で最新動向の特集を組まれていますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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空間情報クラブ編集部

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