GIS用語解説

属性情報とは|GISで扱う属性情報の種類・利用例

5月 22, 2015

今回は属性情報についてご紹介します。

属性情報とは

辞書によると、属性とは「そのものに備わっている固有の性質・特徴」とあります。私たち人間を例にすると、名前や性別、年齢、職業、趣味などがそれにあたるでしょうか。

ここでは、GISで扱う情報を「図形情報」と「属性情報」とに分けてご紹介します。

  • 図形情報:地図上にある幾何学的な形状のこと。現実世界に存在する建築物や構造物などの地物の形をいいます。
  • 属性情報:図形情報に付随する非図形情報のこと。地物や建築物の名前や構造物の種類などがそれにあたります。

属性情報の確認方法

では、SISを使ってGISの属性情報の利用について見てみましょう。

例えば、地図上にある建築物の名前を知りたい場合、SISでは画面上で対象の図形を指定すると、その図形が持つ属性情報をダイアログで確認できます。

属性情報の種類

指定した図形には、「建物名」という属性に「川崎マンション」という値が設定されています。このように、属性情報は、属性の「名前」(例:建物名)と「値」(例:川崎マンション)で構成されています。

SISで属性として扱われる情報には以下の2種類があります。

  • ユーザ属性:ユーザが任意に設定する属性  例)前述の建物名など
  • システムプロパティ:システムが自動で設定する属性  例)図形の面積、長さなど

属性情報の利用例

属性情報は以下をはじめ様々なシーンで利用されます。

検索

属性情報を使って検索を行うことができます。簡単な例でご紹介しましょう。

先ほど、「建物名」というユーザ属性に「川崎マンション」という値が設定されていることを確認しました。例えば、マンション名はわかっているけれど地図上での場所がわからないという場合に、「建物名」という属性を使って「川崎マンション」の位置を調べることができます。

同様に、地図上で「病院」だけを検索したり、さらに、空間的な条件を組合わせ「川崎マンションから500m以内にある病院」を検索することも可能です。

主題図作成

主題図の作成でも、属性情報は使用されます。

例えば、「ラベル主題図」という種類の主題図では、属性の値を地図上に文字として表示することができます。下図は、建物名の属性の値を地図上に表示した例です。 属性情報を確認するのに、地図上で一目でわかるので便利です。

属性編集

他にも、レンジ主題図、個別値主題図など、様々な主題図が作成できますが、 これらの主題図も属性情報をもとに作成されます。
主題図についてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

属性値から別の値を算出することができます。例えば、「人口」と「面積」の属性を組み合わせると「人口密度」を調べることができます。

都道府県行政界のデータの各都道府県の図形には、ユーザ属性で「人口総数」が設定されています。システムプロパティの「面積」を組み合わせ、「人口総数」/「面積」で「人口密度」が算出できます。

おわりに

今回は簡単な例でご紹介しましたが、さらに高度な検索、解析、主題図の作成が可能です。

GISには、地図を表示するだけではなく、情報管理や分析などの機能があります。それらを行う際には、この属性情報がもとになっています。検索や解析、主題図の作成など、実に様々な場面で属性情報が重要な役割を果たしていることがおわかりいただけたと思います。
ぜひ、属性情報を使いこなし、日々の業務にお役立てください。

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空間情報クラブ編集部

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