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桂田芳枝|数学で日本初の女性理学博士
「高次空間の非ホローム系に於けるextensorのオペレーションについて」。 桂田芳枝は、この論文で1950年に我が国初の数学の女性理学博士となりました。 桂田芳枝は1911(明治44)年北海道余市郡 ...
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建部賢弘|関孝和と徳川吉宗に認められた天才数学者
目次 2002年12月6日 π計算世界記録更新1兆2411億7730万桁関孝和の高弟建部賢弘は将軍吉宗のブレイン建部賢弘の『算歴雑考』は日本初の三角関数表現代に生きる江戸の数学スピリット 2002年1 ...
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算聖関孝和の数学
2021/1/7 関・ベルヌーイ数
世界に先駆けて発見された「関・ベルヌーイ数」と「関の公式」 関孝和の業績 関孝和が算聖と讃えられるのはその業績の質と量ゆえです。 傍書法(代数式の表し方とその計算法)、ホーナー法(多変数高次方程式の解 ...
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建部賢弘|『発微算法演段諺解』の反撃
関孝和『発微算法』の衝撃 前回は、江戸の数学は遺題継承によって発展したことを紹介しました。関孝和の名を全国に轟かせるきっかけとなったのが、『古今算法記』(沢口一之著)の遺題を解いてみせたことでした。 ...
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遺題継承|関孝和の鮮烈デビュー
吉田光由の挑戦状~『新篇塵劫記』(1641年) 前回は『塵劫記』の魅力と著者・吉田光由を紹介しました。 実に多くの実用問題・数学パズルそして見事なイラストの豊富さといった『塵劫記』の特徴は、数学入門書 ...
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『塵劫記(じんこうき)』江戸時代のミリオンセラーの正体
数学嫌いが多い'数学大国' 日本 今から400年前、1627年に1冊の数学書が誕生しました。 『塵劫記(じんこうき)』は一気に全国に広まり、子供から大人まで空前の数学ブームを巻き起こすことになりました ...
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コンピューターの父、チャールズ・バベッジ|幻の階差機関
2021/1/8 コンピュータ, チャールズ・バベッジ, 数学
数表を作り続ける人類 今回は、「エイダ・ラブレス」の記事に登場した数学者チャールズ・バベッジを取り上げます。 古代ギリシャから作られ始めた三角関数表は、時代を追うごとにその精度が大きくなっていきました ...
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エイダ・ラブレス|世界初のプログラマーは英国貴族女性
2021/1/28 チャールズ・バベッジ, プログラミング, メアリー・サマヴィル
モバイル端末とイヤホン ── 現代の音楽を聴くスタイルです。いったい誰がこのような時代になることを予言できたでしょうか。 驚くべきことに、今から200年前も昔に予言した人物がいました。世界初のコンピュ ...
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ナイチンゲール|白衣の天使は統計学者
ナイチンゲールは「白衣の天使」「クリミアの天使」として知られています。 しかし、看護師であるフロレンス・ナイチンゲール(1820-1910)のもう一つの顔が統計学者であることはあまり知られていません。 ...
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ウェーバー・フェヒナーの法則|人間の五感を数値化
人間の感覚は不思議です。 たとえば、嫌な臭いのする部屋に閉じ込められたとします。窓を開けて臭い成分の量を半分にしたとしても、私たちは「臭いが半減した」と感じることはなく「やっぱりまだ臭う」と感じます。 ...