遠藤宏之(えんどうひろゆき)様

地理空間情報ライター(地図・地理・測量・GIS・位置情報・防災)、測量士、GIS NEXT副編集長 著書:『三陸たびガイド』『地名は災害を警告する』『首都大地震揺れやすさマップ』(解説面)『みんなが知りたい地図の疑問50』(共著)他

コラム 地図マニアな日々

地図に見る企業の地縁|企業名のルーツをたどる

2024/11/21  

「地縁」という言葉がある。 東京には地方出身者が多いこともあり、さまざまな場面で出身地の話になりやすく、同郷だと少なからず親近感を覚えるものである。 県人会があったり、高校野球で郷土の高校の応援に力が ...

コラム 地図マニアな日々

災害を後世に伝える|自然災害伝承碑から学ぶ教訓

2024/3/6    

国土地理院が新たな地図記号「自然災害伝承碑」を定め、2019年6月から地理院地図で公開、2019年9月からは2万5千分1地形図にも掲載が開始される。 そんなことから今回は自然災害と記念碑を取り上げてみ ...

コラム 地図マニアな日々

地図の中に描かれた地図|地図 in 地図

2023/1/4  

「地図の中に描かれた地図」と聞いても何のことだかわからないと思うが、何気なく地図を見ていると、もう一つの地図に巡り合うことがある。 池や島など、日本列島をかたどった地物が存在するのだ。今回はそんな地図 ...

コラム 地図マニアな日々

地図デザインに見る日本と海外の住所表記

2024/10/10    

日本の住所はややこしい? 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、海外から多くの観光客が日本を訪れるようになった。そんな彼らが必ず戸惑うのが日本の住所表記だ。 世界の多くの国が住所を「通り ...

コラム ジオ三昧のススメ

地図とは何なのか|地図と絵図の違い

2022/2/18    

どこまでが「地図」なのか センシングや解析・表現技術の進化により、「地図」の意味合いが大きく変わりつつある。 一般的な地図の定義は 地球表面の一部または全部の状態を、一定の割合で縮め、文字・記号を用い ...

コラム 地図マニアな日々

地図に描かれた謎を解く|地図の中に潜む不思議

2023/9/27    

前回は、いかに生活景観が地図で再現されているのかという地図の「再現力」を確認した。 今回は地図に描かれている景観にどのような背景があるのかを読み解く楽しみを紹介してみたい。 探偵気分で地図に描かれた暗 ...

コラム 地図マニアな日々

地図は生活景観をどこまで再現できるか

2023/1/4    

元来、地図は現実世界を抽象化(記号化)したものであり、その地図を見て現実世界の景観を再現できることが好ましいとされてきた。 現在でこそWeb地図では地図と航空写真(あるいは衛星画像)の切り換えが一般的 ...

コラム 地図マニアな日々

日本の国土面積と海岸線フラクタルの罠

2024/5/3  

国土の面積は増減する 国土地理院は国土の面積を集計し、公表している。 面積の公表は毎年行われており、昭和35年以降、国土地理院が発表するようになった。明治15年に太政官統計院によって発表されたのが最初 ...

コラム 地図マニアな日々

地図にありがちな編集の罠

2023/1/4    

地図は一定の図式に基づいて現実世界を記号化したものだが、そこには記号ゆえの表現の制約や作成の都合上、現況と異なってしまうケースもある。 今回はそんな事例をいくつか紹介してみたい。 水田なのか畑なのか ...

コラム 地図マニアな日々

国内外の路線図に見る表現手法の変化

2024/5/14  

デフォルメされたネットワーク図 地図は現実世界を記号化したものであるといえるが、その記号化にはさまざまな方法がある。 一般的な地図は空から見た世界をそのまま正射投影で表現するが、イラストマップのように ...