ジオ三昧のススメ

スマホに入れておきたいおすすめの地図・位置情報アプリ 第7回:time tours

地図や位置情報を活用したスマートフォンアプリを紹介するこの連載、第7回となる今回は、昔と今の街の写真を見比べられるiOSアプリ「time tours(タイム ツアーズ)」を紹介する。


time tours

「time tours」は、各地で昔に撮影された写真を豊富に収録したアプリ。位置情報や撮影時期なども掲載しており、どの場所で撮影されたのかを地図上で確認することもできる。

特にユニークなのは、昔の写真だけでなく、同じ場所から同じアングルで撮影された最近の写真も収録されており、昔と今の景色を切り替えながら見比べることができる点だ。隅田川にかかる橋が木橋から鉄橋へと変わっていたり、小さな商店が建ち並ぶ通りにマンションが建ったり、路上を走る都電が無くなっていたりと、移りゆく街の様子がよくわかる。

隅田川にかかる吾妻橋

 


吾妻橋の現在の写真

 


上野広小路の交差点付近

 


現在は都電が廃止されている

写真の画面の右上にあるカメラのアイコンをタップすると、その写真が撮影された位置が地図で示される。地図上のアイコンを見ると、カメラがどの方向に向いているのかがわかるようになっている。また、この状態で背景地図を古地図に切り替えることも可能で、東京では明治時代、京都では大正時代の地図を見られる。


撮影地点と撮影方向がわかる

 


古地図に切り替えられる

写真のライブラリは、各地の今昔写真を収録した「time toursギャラリー」や、パートナーから提供を受けた特別コーナーの「プライムギャラリー」、パブリックドメインやウェブサイトからの写真などを紹介する「パブリックギャラリー」などを用意している。また、掲載可能な昔の写真をユーザーが投稿することもできる。

「time toursギャラリー」には、東京、横浜、京都、三重のほか、陸前高田や沖縄、ロシアなどさまざまな地域の写真を収録している。「プライムギャラリー」には、東京や北海道、東北、中部などの写真も揃えている。


time toursギャラリー

ギャラリーの画像一覧は、現在地に近いものから順に並べ替えができるほか、年代順に並べ替えることもできる。自分の現在地に距離が近い写真をすばやく見つけ出せるので便利だ。

このアプリは、写真そのものだけでなく、添えられている説明文を読むのも楽しい。今の写真を撮影するためにアプリ開発スタッフが現地を訪れたときのちょっとした感想が添えられていて、これらの解説を読んでいると、自分もその場所に行って同じ景色を見たくなる。


現在地周辺の古写真を地図上で調べられる

自分が住んでいる街の古写真を探せば散歩が楽しくなるだろうし、旅先などでこのアプリを立ち上げて現在地周辺の古写真があるかどうかを確認すれば、思わぬ発見があるかもしれない。このアプリを片手に、街を歩いてみてはいかがだろうか。

■URL
time tours

執筆者ご紹介  片岡義明(かたおかよしあき)様
フリーランスライター。ITの中でも特に地図や位置情報に関することを中心テーマとして取り組んでおり、インターネットの地図サイトから測位システム、ナビゲーションデバイス、法人向け地図ソリューション、紙地図、オープンデータなど幅広い地図・位置情報関連トピックを追っている。測量士。インプレスR&Dから書籍「位置情報トラッキングでつくるIoTビジネス」、「こんなにスゴイ!地図作りの現場」、共著書「位置情報ビッグデータ」「アイデアソンとハッカソンで未来をつくろう」が発売。

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