SIS活用講座 第17回 SIS 8.0ならできる便利機能 Part3 ツール・サンプルプログラム

標準

2018年4月25日


はじめに

前回、Pythonを使用したサンプルプログラム集をご紹介しましたが、SISはPythonだけではなくC#やVBでもカスタマイズして機能を追加することができます。SISをインストールすると、C#やVBで作成された「ツールプログラム」と「サンプルプログラム」も一緒にインストールされ、通常のコマンドではできない操作や、手順が複雑で面倒な操作を簡単に実行することができます。今回は、ぜひ使っていただきたいツール・サンプルプログラムをご紹介します。

ツール・サンプルプログラムとは?

「ツールプログラム」と「サンプルプログラム」の違いは、ソースコードが付属されているかどうかです。「ツールプログラム」にはソースコードが付属されていません。「サンプルプログラム」にはソースコードが付属されているので、Microsoft Visual Studioでソースコードを変更して、独自のプログラムに作り替えることができます。

ツール・サンプルプログラムの利用方法

ツール・サンプルプログラムをSIS Mapシリーズで利用するには、以下の操作をします。

  1. SISを起動する前に、Windowsのスタートメニューから、「すべてのプログラム/SIS 8.0/」の「ツールプログラム」あるいは「サンプルプログラム」の「GisLink/使用するツール・サンプルプログラム/登録」を実行して、SISのメニューにボタンを登録します。
  2. SIS Mapシリーズを起動します。
  3. SIS Mapシリーズの「アプリケーション」タブに、追加したツール・サンプルプログラムを実行するボタンが表示されます。(図1)20180425_1

図1:「アプリケーション」タブの表示例

各プログラムの使用方法の詳細は、ツールプログラムヘルプ、あるいはサンプルプログラムヘルプを参照してください。
では、ツール・サンプルプログラムを使用して、どんなことができるのかを見てみましょう。

3次メッシュや国土基本図図郭のポリゴンを作成する

「メッシュ出力」サンプルプログラムを使用します。
指定した範囲に、1次~5次メッシュや国土基本図図郭のメッシュポリゴンを作成することができます。(図2)
また、地図をそれらの図郭で分割してファイル出力を行うことができ、出力ファイルには圧縮方法を変更したTiffファイルやECWファイル等のラスタデータも指定できます。20180425_2

図2:「メッシュ出力」サンプルプログラム

簡単にデータの位置を補正する

「移動・回転」ツールプログラムを使用します。
CADデータの位置合わせや、位置情報のないラスタデータの位置合わせに利用します。スナップで2点を指定し、2点から計算された回転角度と拡大率で選択したアイテムを変形します。(図3)20180425_3

図3:「移動・回転」ツールプログラム

領域を分割して印刷する

「分割印刷」ツールプログラムを使用します。
プロッターがない環境で広範囲の地図を印刷したい場合、A3用紙に印刷できる領域ごとに地図を分割して、印刷やPDFファイルの出力を行うことができます。(図4)20180425_4

図4:「分割印刷」ツールプログラム

選択アイテムを中心に連続で印刷する

「連続印刷」サンプルプログラムを使用します。
地図上の複数の領域を印刷したい場合、領域ごとにその都度印刷コマンドを実行するのは面倒です。印刷したい場所の中心のアイテムを選択しておけば、そのアイテムを中心にして一括で印刷やPDFファイルの出力を行うことができます。(図5)20180425_5

図5:「連続印刷」サンプルプログラム

標高データの断面図を作成する

「断面図作成」サンプルプログラムを使用します。
TINや標高グリッドなどの高さを持つデータに対して、断面図を作成したいラインを指定してコマンドを実行すると、断面図を作図できます。(図6)20180425_6

図6:「断面図作成」サンプルプログラム

おわりに

いかがでしたでしょうか?SISには、今回ご紹介したツール・サンプルプログラム以外にも便利なプログラムが付属されています。ぜひ、ご利用ください。

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※この記事は、GIS NEXT第63号に掲載された記事を編集したものです。

地図データ出典:
国土地理院 基盤地図情報
国土交通省国土政策局 国土数値情報(道路データ)
株式会社昭文社 デジタル地図データ(MAPPLE10000/25000)