SIS活用講座 第3回 SIS8.0ご紹介(1)インターフェース、主題

SIS 8.0の新機能(インターフェース、主題図、Pythonほか)をご紹介します。

はじめに

SIS 8.0は日本ではまだリリース前ですが、日本語化の作業もほぼ完了し、ご紹介できるまでになりました。機能面の性能アップももちろんですが、インターフェースもSIS 7.1よりさらに使いやすくなっています!

よく使うコマンドを1つのリボンタブに

リボンインターフェースでは、コマンドが機能ごとに整理され、アイコンが大きく分かりやすいのが特徴ですが、タブの切り替えが煩わしいと感じている方もいるのではないでしょうか? SIS 8.0では、リボンタブをカスタマイズする機能が追加されています。タブに表示するコマンドを指定したり、よく使用するコマンドだけ1つのタブにまとめたりすることができます。(図1)20141031_2

図1 リボンタブのカスタマイズ

コマンドの並び順も自由に変更できるので、業務をさらに効率化できます。

主題図の種類の追加

SIS 8.0では5種類の主題図が追加されます。
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例えば、ジオメトリ主題図は、図形の自己交差(セルフインターセクション)や0度頂点にシンボルを表示して、データの検証に役立てることができます。以下の2つのラインの見た目は全く同じですが、頂点数が異なります。(図2)
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図2 ジオメトリ主題図適用前

これにジオメトリ主題図を適用すると、下のラインの左側には直線状の頂点があり、右側には直線状で折り返すような自己交差があることを、地図上で確認できます。(図3)
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図3 ジオメトリ主題図適用後

他の主題図もご紹介したいのですが、スペースの都合上リリース後のお楽しみということにさせていただきます。

GisLinkが身近に

GisLinkという機能をご存知でしょうか?GisLinkとは、プログラムを書いてSIS Mapシリーズをカスタマイズする機能のことです。これまでは、Visual Studioという開発環境を使用して、Visual BasicやVisual C#というプログラミング言語でカスタマイズ機能を実装しました。
SIS 8.0では、Pythonというスクリプト言語を使用するGisLinkが追加されます。んー、なんだか難しそう??そんなことはありません。Pythonを使用して、とても簡単にGisLink機能を利用する例をご紹介します。(図4)
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図4 Pythonを使用したGisLinkの利用例

これだけでGisLinkができます。複雑な処理はできませんが、ちょっとしたカスタマイズなら開発環境がなくても行えます。

例1 指定領域で切り取ったBDSファイルを作成

1. 20141031_7領域を指定
2. 
※ ExportBds…指定したパスに、指定領域で切り取ってBDSファイルを出力する

例2 ウィザードいらずのファイル読み込み

<SWD>
※ SwdOpen…指定したパスのSWDファイルを読み込む
※ ExportBds…指定したパスに、指定領域で切り取ってBDSファイルを出力する

<BDS>pict09
※ InsertDataset…BDSファイルなど外部データセットを指定したオーバーレイ位置に挿入する

例3 最も近いアイテムの検索

1.

20141031_11検索元のアイテムを「ヒット可能」、検索対象のアイテムを「編集可能」にし、検索元のアイテムを選択する

2.20141031_12
3.20141031_13
4.

20141031_14※ OpenClosestItem…指定座標値から指定範囲内で最も近いアイテムをカレントにする

5.20141031_15
6.

20141031_16最も近いアイテム(赤枠内)が選択状態になる

「例3」は処理が少し長いですね。そのような場合は、これらの処理をまとめて記述したファイルを用意し、それを簡単に呼び出す機能もあります。 これまでとっつきにくいと感じていたGisLinkのカスタマイズも身近に感じられると思います。マニュアルやヘルプに例文がありますので、いろいろ試していただきたいです。

おわりに

SIS 8.0の新機能はまだまだたくさんあるので、次回の講座でもご紹介したいと思います。1日も早くSIS 8.0をお客様の元に届けられるよう頑張っていますので、どうぞご期待ください。(技術部 S.N)

※この記事は、GIS NEXT第49号に掲載された記事を編集したものです。