交通事故対策 ~錯視利用例、分析利用例~

標準

2016年10月5日


今回は交通事故の防止策として、人の錯覚(特に目の錯覚=錯視)を利用した例と、統計学やシステムによる分析を利用した例をご紹介します。

毎年4月と9月に行われる全国交通安全運動。今秋も9/21(水)~30(金)の期間、各地で交通安全指導や啓蒙活動などが実施されました。20161005

交通事故と錯覚の関係

交通事故において、それを引き起こす要因に人の錯覚が関係している場合が多いと言われています。例えば、登り坂なのに下り坂に見えたり(逆に下り坂なのに登り坂に見えたり)、登り坂を走っていて向こうが丘になっていると、その先の道路が見えなくなってしまうといった目の錯覚により事故が引き起こされる場合が少なからずあるようです。
・錯覚で起こる交通事故
・自動車の運転中に起こりやすい9つの錯覚
・交通事故 錯覚が招く「衝突」 見通しはいいのに・・
・事故や渋滞の原因の一つ「錯視」に気を付けよう!
・無くならない交通事故、その原因は「錯覚」にあった?

事故の誘因ともなる錯覚ですが、逆にそれを利用して交通事故軽減に役立てる取り組みも行われています。(例えば、横断歩道の白線を台形状に浮き上がって見えるように塗装することで、ドライバーの横断歩道前での減速につなげるなど。)
・道路の錯視とその軽減対策 - 計算錯覚学の構築 - 明治大学
・道路の錯覚を解き明かして交通事故を減らす
・ドライバーを錯覚させ、交通事故を防ぐトリックアート

交通事故と分析システム

上記のような目の錯覚(錯視)を利用した対策とは別のアプローチとして、統計学による分析や地理情報システム(GIS)の空間分析を活用して交通事故防止活動に展開している例もあります。
・GISを活用した交通事故分析(空間情報シンポジウム2010にて発表あり
・統計学からのアプローチとGISの空間分析を組み合わせた高齢者交通事故防止対策について(空間情報シンポジウム2016にて発表あり

空間情報シンポジウムでの発表内容をご覧になりたい方は、こちらより講演資料集の送付をお申し込みください

関連リンク

・内閣府「交通安全対策」:国の交通安全対策に関する情報を掲載
・警察庁「交通の方法に関する教則」:自動車やバイク、自転車、歩行者が遵守すべき交通ルールを掲載
・北岡明佳の錯視のページ:錯視研究の第一人者・立命館大学文学部 北岡明佳教授のページ
・脳がだまされる!?「錯視」の不思議を探ってみよう
・不思議なトリックアート画像集