SIS活用講座 第8回 SIS8.0ご紹介(6)データ管理に役立つ新機能

標準

2016年1月29日


SIS 8.0のデータ管理に役立つ新機能をご紹介します。

はじめに

SIS 8.0がリリースされて1年経ち、新機能のご紹介も6回目となります。今回は、派手ではありませんが、データ管理に役立つとても便利な機能をいくつかご紹介します。

読み込み速度や描画速度を簡単に測定

SISは、複数の地図データを重ねて表示できます。しかし多くの地図を重ねていくと、データによってはSWDファイル(地図の重ね合わせを管理するファイル)の読み込みや地図の描画に時間がかかることがあります。そのような場合に、どの地図データの読み込みや描画に時間がかかっているのかを判別するための機能が追加されました。

「レポート」では地図データごとの読み込み速度を、「ベンチマーク」では地図データごとの直近の描画速度を計測し、分かりやすいグラフで表示します。

20160128_1

これにより、ボトルネックとなるデータを簡単に見つけることができ、データのチューニングなど対応を検討できます。

例1 レポート機能で読み込み速度を測定

20160128_2 重ねられた地図データ「0」~「18」のうち、「1」番目と「18」番目のデータの読み込みに時間がかかっています。

例2 ベンチマーク機能で描画速度を測定

20160128_3 「1」番目のデータ(左下図)の描画に時間がかかっています。
この縮尺では注記を表示しても読みにくいため、スケールフィルタを設定して、注記が非表示になるようにチューニングします。
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ここでは棒グラフで結果を表示しましたが、点グラフ、折れ線グラフ、レンジグラフなどで表示することもできます。
この計測結果は「クリップボード/グラフをコピー」「クリップボード/データをコピー」コマンドを使用して、WordやExcelなどに貼り付けて、レポートすることもできます。
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切れたリンクの再設定

データ構築中にファイルを移動し、ファイルのリンクが切れてしまったという経験はありませんか。SIS 8.0では、切れたリンクを簡単に一括で修正する「修復とメンテナンス」機能が追加されました。

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20160128_9 この機能は、SQL Server Spatial、Oracle Spatial、PostGISのデータベースを使用した地図データに対しても使用できます。
オーバーレイの設定はそのままで、地図データのファイルやデータベースのリンクを一括で修正できるので、データの再構築の作業が簡単になります。

図形の属性値からグラフを自動作成

図形の属性の統計を表示するテーブルウィンドウの「統計」コマンドの機能が向上しました。コマンドを実行すると、統計値を元にしたグラフが自動的に作成されます。
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レポートやベンチマーク機能と同様に、作成したグラフはコピーしてWordやExcelなどに貼り付けることができます。

おわりに

データ作成で困った時に、ぜひ今回ご紹介した機能をご利用ください。SISの便利な機能はまだまだありますので、今後もこの講座でご紹介していきたいと思います。(技術部 S.N.)


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※この記事は、GIS NEXT第54号に掲載された記事に加筆したものです。

地図データ出典:
国土地理院 基盤地図情報2500
株式会社ゼンリン Zmap-TOWNⅡ