国土基本図図郭とは?

標準

2015年1月27日


今回は国土基本図図郭についてご紹介します。

国土基本図図郭とは?

「標準地域メッシュ」は緯度経度を基準に分割しているのに対し、「国土基本図図郭」は平面直角座標系を用い、原点からの長さ(m)を基準に区切っています。

「標準地域メッシュ」が、2万5千分の1地形図など、中縮尺の地形図に用いられるのに対し、「国土基本図」は、比較的狭い範囲の大縮尺の地形図であるため、公共事業の調査・計画・立案などによく利用されます。 各座標系には必ず原点があるため、図郭内のすべての位置が原点からの距離で表わせるという特徴があります。

国土基本図のファイル名規則(図郭コードの読み方)

国土基本図図郭には地図情報レベルが50000、5000、2500,1000、500と5段階あり、以下のように上から順にファイル名が決まります。

地図情報レベル50000

平面直角座標系で用いられる日本周辺にある19個のいずれかの原点を中心に、南北300km、東西160kmの区域を、縦20個、横8個に分割すると、縦30km×横40kmの長方形ができます。これに左上隅をAとしたアルファベットを縦、横に順に割り振り、X軸(南北方向)Y軸(東西方向)の順番につなげ、アルファベット2文字の組み合わせで区画名が図1のように定められます。

例えば「09LD」というコードであれば、初めの2桁が系の原点が「09」=Ⅸ系であることを表し、続く2桁「LD」が50000レベルの区画名「LD」を表し、これが地図情報レベル50000の図郭コードとなります。

図1 国土基本図図郭の座標系内の区画名

地図情報レベル5000

次に、図1のうちの1つの区画を、縦横共に10等分すると、各区画内が全部で100等分され、1タイルは縦3km、横4kmの長方形になります。これが地図情報レベル5000の1タイルとなり、00から99までの数字2桁が図葉番号となり、地図情報レベル50000の4桁にプラスされます。(図2・図3)

図2 5000の図葉番号(下2桁)

図3  5000のタイル1枚の大きさと図郭コード

例えば「09LD35」という名称のファイルは、末尾の「35」により縦方向に上から4タイル目、横方向に左から6タイル目であるということがわかります。ファイル名が6桁ですので、地図情報レベル5000の地図です。(図3)

地図情報レベル2500

地図情報レベル5000を縦横共に2分割したものが、地図情報レベル2500です。ファイル名は「09LD352」のように7桁となり、6桁目までは地図情報レベル5000と同じであり、最後の1桁に、図4の1~4の番号が追加されます。

図4 地図情報レベル2500の分割番号(下2桁)

図5 2500の図郭コード

地図情報レベル1000

地図情報レベル1000は、地図情報レベル5000を縦横共に5分割したものです。ファイル名は地図情報レベル5000の6桁に、図6の2桁が加えられて8桁となり、「09LD354E」のように末尾が必ずアルファベットとなります。(図7)

図6 地図情報レベル1000の分割番号(下2桁)

図7 1000の図郭コード

地図情報レベル500

地図情報レベル500は、地図情報レベル5000を縦横共に10等分した図郭であり、地図情報レベル1000を2分割したのに等しい縦300m横400mサイズの図郭となります。00~99までの数字2桁が、地図情報レベル5000の末尾に追加され、「09LD3599」といった8桁のファイル名となります。(図8・図9)

図8 地図情報レベル500の分割番号(下2桁)

図9 500の図郭コード

おわりに

国土基本図図郭の難解なコードが読み解けるようになると、地図のおおよその位置を特定することができるようになり、いっそう便利になりますね。