64ビットとは?

標準

2014年4月4日


今回は64ビットについてご紹介します。

64ビットのインパクト

皆さんは、64ビットコンピュータという言葉を聞いたことがあると思います。PCが登場した1970年代のコンピュータは8ビットでした。その後、16ビット、32ビットとビット数が増えていき、現在は32ビットから64ビットの時代に移ろうとしています。

では、「ビット数」とは何でしょう?コンピュータ内部では、すべての情報が2進数で扱われます。その2進数の1桁に相当するのがビットです。つまり、64ビットとは2進数の64桁に相当するデータ量ということになります。

ひとくちに64ビットコンピュータといっても、いくつかの意味があります。ハードウェア面では、64ビットプロセッサ(演算装置)を搭載しているコンピュータを指します。64ビットプロセッサとは、主に64ビットの幅のデータバス(データの通り道)を持ったプロセッサのことで、一度に大量のデータのやり取りができるため、32ビットに比べて一段と高速な処理が可能になります。(ただし、演算速度はプロセッサの種類やクロック周波数に依存するため、単純に2倍になるわけではありません。)

ソフトウェア面では、64ビットオペレーティングシステム(OS)があります。OSとはWindowsやLinuxのような基本ソフトのことですが、64ビットプロセッサを前提として設計されたOSのことを64ビットOSといいます。32ビットOSでは、4GBまでのメモリ空間しか認識することができません。これは2の32乗が4GBに相当するためで、32ビットOSの上限です。これに対して、64ビットOSでは、4GB以上のメモリを認識することが可能です。(上限値はOSの種類によって異なります。)高速に読み書きができるメモリ上に多くのデータを置くことができるので、コンピュータ全体として高速な処理が可能となります。

32ビットでの処理イメージ 64ビットでの処理イメージ

一般に、64ビットプロセッサに64ビットOSを組み合わせたものを64ビットコンピュータと呼びます。しかし、64ビットコンピュータを買ってくればすぐに64ビットのメリットを享受できるかといえば、そうではありません。OS上で動くアプリケーションが64ビットに対応していなければ、64ビットコンピュータの能力は十分に発揮されません。例えば、アプリケーションが32ビットだと、そのアプリケーションが利用できるメモリは2GBに制限されてしまいます。

64ビットのメリット

では、64ビットのメリットを最大限に引き出せる処理とはどのような処理でしょうか?

一度により多くのデータを扱え、より多くのデータをメモリに置いて処理できるので、大量のデータを扱う処理がそれに当たります。そういう意味では、GIS(地理情報システム)は大量のデータを扱うことが多く、64ビットのメリットを実感しやすいといえるでしょう。

GISで扱う地図や航空写真のデータ量は多くなりがちなので、インデックスデータセットという形で読込範囲を限定するなどの工夫が必要です。64ビットコンピュータでは、より多くの範囲を読み込めるようになるでしょうし、地図スクロールはよりスムーズになり、これまでメモリ不足でできなかった解析処理も可能になるでしょう。
64ビットコンピュータのメリット SISは、バージョン7.1から64ビット対応になりました。同様にGeoCloudも64ビットに対応しています。私たちが提供するソリューションが64ビットのメリットを十分に活かし、今まで以上にお客様のお役に立てることを願っています。