SIS活用講座 第4回 SIS8.0ご紹介(2)プロセス、空間関数ほか

SIS 8.0の新機能(プロセス、空間関数ほか)をご紹介します。

はじめに

皆さま、大変お待たせしました。日本でも、SIS 8.0を2015年1月31日にリリースいたしました。本講座も参考にして、さらにパワーアップしたSISをぜひご利用ください!

プロセス機能

「プロセス」という機能が追加されました。この機能は、複数の操作をまとめて一度に行うことができます。また、「プロセス」機能でのみ実行できる操作もあります。
これらの一連の操作はライブラリに保存することができ、簡単に呼び出すことができます。

例1:属性値を元にバッファを作成

これまでバッファを作成する「バッファ」コマンドでは数値のみ指定できましたが、「プロセス」コマンドでは属性の値に応じたバッファを作成できます。

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属性値(Levelの値)を元にバッファ作成

例2:複数の処理を一括操作

プロセスを使って以下の処理を一括で行えます。
1. 指定した半径のバッファを作成する
2. ブール演算で交差した部分を抽出する
3. スタイルを設定する

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プロセス使用例

例3:プロセスをライブラリに保存

例2では、3つの処理を一括で行っています。このプロセスをライブラリに保存すると、プロセスコマンド実行時に保存したプロセスを1つ指定するだけで、操作が行えます。

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プロセスをライブラリに保存した際の使用例

新しい関数

多くの関数が新しく追加されました。その中でもこれは!と思うオススメの関数をご紹介します。

CalcItems

ポリゴンと、指定した空間関係にあるアイテムの属性の、統計値を求めることができます。
例)「エリア」オーバーレイと「建物」オーバーレイがある場合に、「エリア」オーバーレイのポリゴンに含まれるアイテムの「人数&」属性の最大値(OP_Max)を求める
CalcItems(“建物”,{人数&},OP_Max,ST_Contain,ST_Geometry)

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CalcRaster

ポリゴン内に含まれるグリッドのセル値の、統計値を求めることができます。
例)数値標高モデルのグリッドデータを使用し、行政界ごとの平均(OP_Mean)標高を求める
CalcRaster(“標高データ”,OP_Mean)

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JoinItem

異なるオーバーレイ間で、属性の値でリンクして別オーバーレイの情報を取得することができます。
例えば、「エリア」オーバーレイのポリゴンにはIDの情報のみ、「属性情報」オーバーレイのアイテムにはリンクするIDと多くの属性情報があるとします。JoinItem関数を使用して、「エリア」オーバーレイのアイテムからも「収容人数&」や「収容面積#」などの属性情報を参照できます。
JoinItem(Overlay(“属性情報”, {AttID&=this.AreaID&})).収容人数&
JoinItem(Overlay(“属性情報”, {AttID&=this.AreaID&})).収容面積#

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おわりに

2回にわたったSIS 8.0の新機能紹介はいかがでしたでしょうか?他にもたくさんの新機能が追加されています。また、これまでの機能がバージョンアップされています。ぜひ、新しいSIS 8.0をご活用ください!(技術部 S.N)

※この記事は、GIS NEXT第50号に掲載された記事を編集したものです。

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